京都は中断直前の前節・新潟戦をドローで終えたが、レベルの高い攻防を演じて、その力を示している。就任1年目の曺 貴裁監督は前からのプレッシングで相手からボールを奪い、そのまま攻撃に転じてゴールを目指すスタイルを築き上げている。エースのピーター ウタカと最終ラインで城壁となるヨルディ バイスの攻守の要に、キャプテンの松田 天馬や武田 将平といった中堅選手、アカデミー出身の若原 智哉や福岡 慎平ら若手が融合したチームは結果を出しながら成長を続けている。
夏の移籍期間には福島からイスマイラを獲得。J3で得点ランキング2位となる8ゴールを記録するFWが、チームにどのようなプラスαをもたらすのかも注目だ。
対する町田は中断前の5試合で4勝1分という好成績を収めるなど、着実に勝点を重ねて昇格争いに食らいついている。ランコ ポポヴィッチ監督が就任して2年目を迎える今季は鋭いカウンターだけでなく、ボールを保持しながらの攻撃にも進歩が見られる。今夏の補強動向を見ると、最終ラインにベテランの田代 真一、中盤に安井 拓也を獲得しているが、いずれもビルドアップやチャンスメークを得意としており、チームのベースアップに貢献できる人材だ。
チームとしては再開初戦でいきなり強敵と戦うことになるが、ここで結果を出せば自信も深まるだろう。4月の前回対戦はピーター ウタカの一発に沈んでいるが、リベンジを果たすことで上位との勝点差を縮められるか。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

