現在7戦未勝利で19位と苦しむ北九州は、昨季の躍進を支えた福森 健太と椿 直起を期限付き移籍で獲得。小林 伸二監督が掲げる攻守にアグレッシブに戦うスタイルを十分に理解しているという点で、即効性のある補強と言える。実際、この中断期間中の練習で好影響が出ている。
小林監督が言う「攻守さまざまな面でスピードが出てきた」こと、髙橋 大悟が言う「攻撃の連動性が高まったこと」などがその例だ。椿が左サイドハーフ、福森が左SBとして前後に位置し、連続性のある守備、個人突破によるサイドの打開と、攻守で光るものを見せるはずだ。
一方、4位につける琉球は攻撃力アップを目的とした補強を敢行。21歳の若きブラジリアンアタッカー・ヴィニシウスは2週間の待機期間に入っており今節での出場は難しそうだが、SBやサイドハーフでプレーできる攻撃力が武器の金井 貢史を完全移籍で、技術力と展開力のある武田 英寿を育成型期限付き移籍で獲得した。
この2人の獲得は7月に負傷者が相次いだ穴埋めとしての狙いもあるだろうが、彼らの特徴を十分に生かすことができれば攻撃力アップに期待が持てる。そういう意味では、昇格に向けた後半戦の出来を左右する存在になり得る。
明治安田J2第18節の前回対戦は、風間 宏矢の2ゴールを含む3-0で琉球が勝利を収めている。しかし、北九州の小林監督は「打ち合っての結果。ウチにも勝利の可能性はあった」とネガティブな印象は残っていない。新戦力の加入でパワーアップした攻撃力を前面に出す、前回以上に激しい打ち合いになるのではないか。
[ 文:島田 徹 ]


