「前まではフィニッシュまでどういくかが課題でしたけど、前節は決定機がなかったわけではない。フィニッシュまではいけているので、そこでは課題を1つクリアしたと思っています」。強風が吹き荒れる中で行われた前節・栃木戦は0-0に終わったものの、藤原 優大は攻撃面に手ごたえを感じていた。藤原は最終ラインの選手だが、チームからは攻撃に貢献することも求められている。青森山田高時代にはボランチ、シャドーの位置でプレーした経験もあり、「前のほうでプレーすることは後ろの選手のわりにはできるほうだと思う」と客観視する。藤原が攻撃面でも思い切りよく関わることでより多くの決定機が生まれ、前線の人数も増えるだけに、フィニッシュも決めやすくなるはずだ。
そして、高木 琢也監督はセオリーにないプレーを選手たちに求め、「向こうの監督が想定済みのことをやってはダメだ」と伝えている。「ここがこうだからこうやって動いて、ここに出してとやっていてもそれしか生まれない」と攻撃が単調にならないためにも突拍子もないプレーが必要になるが、今節ではそういった思い切りの良いプレーが飛び出るだろうか。
そんな相模原と対戦するのは6位の甲府。前節・磐田戦は90+2分にメンデスが決めた劇的ゴールで2-2のドロー。J1昇格を目指している中で勝点3を得られず、足踏みしてしまった。2位以上を目指すならば、勝点3がどうしても必要になってくる。相模原戦でも手堅く勝利を狙ってくるはずだ。
相模原は上位チームとの対戦になるが、高山 薫は「甲府も良い選手がそろっていますけど、絶対に勝てない相手ではないですし、相模原にも良い選手はたくさんいる。良いサッカーをすれば勝てると思っている」と自信をのぞかせる。J2残留を争う相模原としては、勝点3は必ず手に入れたい。
相模原と甲府、置かれている状況は違うが、勝利を求めてタフな接戦が繰り広げられるはずだ。
[ 文:舞野 隼大 ]
