愛媛は前節、敵地で群馬との下位直接対決に臨むも痛み分け。今節の北九州戦に続き、松本、栃木と下位チームとの直接対決がめじろ押し。勝てば残留圏内へ浮上していけるが、負ければ下位にとどまるだけでなく、ライバルに差を引き離される状況なのだ。
ここ5試合勝利がないが、明るい兆しは見えてきている。前節では夏のウインドーで獲得した栗山 直樹が先発に抜擢され、持ち前のリーダーシップを発揮して守備に安定感をもたらした。加えて、前線では武者修行中の21歳・石井 快征が巧みにゲームメークするなど輝きを放っていた。勝利こそつかみ取れなかったが、チームとして攻守両面での積極性のあるプレーも含め、今後に向けて確かな手ごたえを感じ取っているようだ。
勝てば愛媛との順位が入れ替わり、J3降格圏脱出も視野に入るだけに、北九州もこの試合で勝点3を欲する気持ちは変わらない。現在3連敗中と流れは良くないが、前節は上位の琉球相手に先制点を奪い、堂々とした試合運びで8試合ぶりの勝利に迫った。終盤で逆転を喫する悔しい結果に終わったが、こちらも明るい材料はある。夏の移籍期間で昨季の躍進を支えた椿 直起、福森 健太が復帰し、ともに強い存在感を示していた。当然のことながら、チームへのフィット具合も申し分なく、勝利のキーマンになる可能性は十分にある。
[ 文:松本 隆志 ]

