ただ、前線からのプレッシングや、ボール奪取から素早く攻撃に転じて人数をかけてゴールを狙うという基本的なスタイルがブレることはない。その上で、状況に応じた調整をどのように行うのか。大宮戦でも試合の入り方が注目される。
一方の大宮は前節、磐田を相手に先制するも、終了間際に逆転ゴールを奪われて敗れた。勝点がスルリと抜け落ちてしまったが、首位を相手に接戦を演じたことが示すように、チーム状態は決して悪くない。
心理面でも、明治安田J2第34節・千葉戦を後半アディショナルタイムの失点で落としながら、前々節の北九州戦で快勝するなど、リバウンドメンタリティーを発揮してきた実績がある。6月に就任した霜田 正浩監督が構築してきた戦術も浸透し、上位・京都とのアウェイ戦でも臆することなく勝利を目指したい。
今季、週半ばに試合が組み込まれるのは今節が最後となる。ともに中3日で迎える、3連戦の2試合目。選手起用や交代策など、総合力も問われることになるだろう。3月の前回対戦では雷雨で試合中断となり、後日に再開するというアクシデントに見舞われる中、ピーター ウタカの決勝点で京都が勝利した。京都はその再現を、大宮は異なる結果を求めて、激しくぶつかり合う。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

