秋田は前節、相模原とのアウェイ戦を1-0で競り勝った。秋田は入りが良く、前線からの連動した守備で相手を押し込む。決定的なチャンスを作りながらも決め切れずにいたが、相手の反撃をしのいで前半を無失点で切り抜ける。すると後半に畳みかけ、62分に武 颯が先制弾を叩き込む。その後は食い下がる相模原を振り切って勝点を『46』に積み上げた。
秋田は明治安田J2第34節までで3連敗を喫していたが、その逆境をチーム一体で乗り越え、直近3試合で2勝1分と盛り返しに成功。その中でも前節までの2試合は攻守の切り替えの鋭さが増している。
前線からの守備で走り続けた武は「相手に中のパスを通させず外回しにさせて、ボールを奪った瞬間に自分たちの攻守の切り替えの速さを見せてゴールに迫ることができている。自分たちの守備がすごく良いので、おのずと良い攻撃につなげられている」と手ごたえを感じている。武の言葉どおり、「良い守備から良い攻撃」が勝利への道筋となるだろう。
対する栃木は前節、ホームで千葉と対戦。試合を通して主導権を握られながらも粘り強く守っていたが、86分に決勝ゴールを決められ、0-1で敗れた。ここ4試合は2分2敗で勝点を伸ばせておらず、勝点3だけを目指してアウェイ戦に臨む。
今節のポイントはどれだけセカンドボールを拾えるか。栃木はセカンドボールの回収で千葉に上回られて苦戦しただけに、秋田戦ではさらに引き締めてくるはずだ。
だが、球際の競り合いを磨き続けている秋田がそこで引けをとるわけにはいかない。対地、対空で体を張って笛が鳴るまで走り切り、5試合ぶりのホーム戦勝利をつかみ取りたい。
[ 文:竹内 松裕 ]

