前節の結果でJ1昇格の可能性が消滅し、3位でシーズンを終えることが決まった甲府は、伊藤 彰監督の退任が12月2日に発表された。甲府は開幕時に目標としていた80ポイント台に乗せるため、勝ってシーズンを終えたい。浦上 仁騎は「プロサッカーの世界では選手も監督も評価されると上に行くのは仕方がない。甲府で伊藤監督と一緒にJ1昇格を成し遂げたかった。(伊藤監督の退任は)決まった以上変わらないので、残り1試合は目の前の試合に全力を出して彰さんと笑って終われるようにしたい」と話す。
アウェイの水戸は11位で、引き分け以上で10位に順位を上げてフィニッシュできる可能性がある。すでに秋葉 忠宏監督の契約更新が発表されており、選手の入れ替わりがあるとはいえ、来季も見据えた戦いもできる立ち位置。
前回対戦は甲府が関口 正大のゴールで勝利しているが、シュート数は17対7で水戸が圧倒しており、水戸は甲府に対する苦手意識はないはず。しかし、シーズンの結果は甲府が3位で水戸には20ポイント以上の差をつけており、その差の理由を内容でも見せて、伊藤監督とのラストゲームを勝利で飾りたい。キャプテンの新井 涼平は「1試合残っていることをポジティブに捉えて、甲府のサッカーを披露して監督を送り出したい」と話す。伊藤監督体制の3年間で昇格はならなかったが、積み上げてきたものを発揮するラストゲームにしたい。
[ 文:マツオ ジュン ]