甲府も大分も開幕前から新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が出たことで、難しいスタートになった。大分は明治安田J2第1節の水戸戦とJリーグYBCルヴァンカップの鹿島戦が中止となり、今節の甲府戦が今季最初の公式戦であり、ここからリスケジュールされた試合を含めて公式戦11連戦となる。大分は24日からチームとしての活動を再開したと伝えられているが、活動停止の影響がどの程度あるのかは始まってみないと分からない。この点は気になるところだが、チームとして乗り越えたい。
甲府の台所事情は第1節・岡山戦同様に苦しいが、復帰し始めた選手がいることは明るい兆し。岡山戦の1-4というスコアはショックだったが、吉田 達磨監督は内容面には一定以上の自信があり、揺らぐことはない。ただ、失点シーンについて吉田監督は「自分たちが止まってしまった。良い教訓になった」と話しており、選手も十分に身に染みている。序盤戦のベストメンバーを組むことはまだできないが、グループとしてやるべきことはできている自負がある。岡山戦の悔しさをぶつけ、ホーム初戦でファン・サポーターとともに勝点3を喜び、昇格に向けてスタートを切りたい。
吉田監督と大分の下平 隆宏監督は柏ではチームメート。吉田監督は「仲が良いというよりも、柏時代にお世話になった先輩。アグレッシブなサッカーをしてくると思います」と話す。ともにボールを握って狙いを持って戦う、運任せの要素が少ないサッカーを指向していると言っていいと思うが、大分の情報がないだけに甲府は対応能力が求められるし、大分対策よりも自分たちに矢印を向けた戦いになるはずだ。
[ 文:マツオ ジュン ]