群馬は昨季の最終節で敗れたものの、18位で残留を果たした。対する金沢は群馬より1つ上の17位で生き残りを決めた。金沢は明治安田J2第41節・山形戦で劇的な勝利を挙げて降格圏から脱出すると、最終節でも京都相手に勝点1を獲得し、群馬を上回った。
シーズン終了後、群馬を残留に導いた久藤 清一前監督が金沢のヘッドコーチに就任したため退任。群馬と金沢の戦いは水面下で始まっていた。群馬は今季、大槻 毅監督を招聘して新たなチーム作りに取りかかった。久藤前監督は相手のヘッドコーチとして正田醤油スタジアム群馬へ戻ってくる。
群馬は開幕戦を山根 永遠のゴールによって1-0で勝利した。山根は2019年途中から2020年まで金沢でプレーし、経験値を積んだ。今節はかつての指揮官・柳下 正明監督の前でどんなプレーを見せるか注目だ。
金沢は柳下監督体制6年目。守備戦術に長ける智将は2019年にチームをクラブ最高位である11位へ躍進させ、コロナ禍の昨季も17位で残留を成し遂げるなど手腕を発揮。今季も主力数選手が入れ替わった状況だが、徳島との開幕戦では敵地から勝点1を持ち帰った。新戦力の大型FW豊田 陽平の加入後初ゴールが生まれればチームは活気づく。
群馬は開幕戦で4バックから3バックへの可変システムを実践し、3バックの形から鮮やかなゴールを導いた。群馬の新システムに対して、金沢がどんな守備対応を見せるか。両指揮官の戦術バトルも大きな見どころとなる。
[ 文:伊藤 寿学 ]
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