前節を振り返ると、両者とも今季初黒星を喫する結果となった。ホームに千葉を迎えた琉球は前半にセットプレーで失点し、「ゲームを難しくしてしまった」(喜名 哲裕監督)ことが最後まで尾を引いた。後半、途中出場の中野 克哉がCKのこぼれ球を「感覚で狙った」対角線上のシュートで1点差に詰め寄るも、1-2で勝点を手にできなかった。「もっとトライしてほしい」という指揮官の声に応えることができるか。
対する岩手は前節、町田と対戦。前半終了間際にPKで失点し、「これが後々響いた」と秋田 豊監督。その後スコアは動かず、2試合連続の勝点奪取とはならなかった。
琉球も岩手も前節は先制点の重要性を痛感した。先に得点を奪うことで試合を優位に進めたい思惑が両者にあるとなれば、序盤からゴールを狙う意地と意地のぶつかり合いが繰り広げられるだろう。
琉球の中野 克哉が「お世話になった」と話す岩手の牟田 雄祐は京都時代のチームメート。また琉球の岡﨑 亮平が「とにかく足が速かった」と話す岩手の宮市 剛は湘南時代、ともに汗を流した。
そして「彼は絶対気合いが入ってるはず」と喜名監督が名指しした岩手の小松 駿太は2018年、琉球のJ3優勝とJ2昇格の立役者となった1人。タピック県総ひやごんスタジアムで的確なボール捌きを見せることができるか。はたまた琉球がそこをつぶして鋭い攻撃を見せることができるか。注目点がめじろ押しの一戦となりそうだ。
[ 文:仲本 兼進 ]
