ホームの大宮は前節、栃木と対戦した。1週間でしっかりと準備してきたビルドアップが成果を発揮し、栃木のハイプレスをはがすことには成功。作りの部分には一定の手ごたえを得た。ただ、反対につないだあとの部分では課題を露呈。ゴールに迫る意識が薄く、シュートが4本のみで終わってしまった。
開幕から決して悪い試合をしているわけではないが、初勝利が遠い大宮。求められていることは90分間を通じてのメリハリと、ボールを握る時間を長くしながらもゴールに向かっていく姿勢を強く持ち続けること。「勝てていないときは勝てているとき以上にパワーを出さないといけないので、いまは本当の意味の頑張りどき。勝ったらまた勝ちたくなる、良いサイクルになると思う。そうなるまで歯を食いしばってやるしかない」と霜田 正浩監督も腹をくくる。
ホーム2連戦の初戦で今季初勝利を飾り、自信を取り戻したい。
一方の徳島も開幕からもどかしい時間が続いている。開幕戦は0-0で終わり、第2節、第3節は1-1、第4節は2-2と引き分けの形はさまざま。得点を取れるようになってきている一方で失点も増えてきている状態だ。ボール保持率では相手を上回る試合がほとんどで、ダニエル ポヤトス監督の下でスタイルの浸透は進んでいる。徳島もあとはそれをどう結果に結びつけていくかの段階だろう。
進むべき道はハッキリしていながらも、ここまで勝利に恵まれない両者の対戦。開幕5試合目にして笑うのはどちらのチームだろうか。
[ 文:須賀 大輔 ]

