岩手は前節、栃木とのホーム開幕戦に臨んだ。新型コロナウイルス感染症の影響で秋田 豊監督と選手4人が欠場となった。前日に降り積もった大雪でピッチはぬかるみ、水たまりも多い中での我慢比べは88分に同点ゴールを決めた岩手がなんとか追いつき、1-1で終えた。
岩手はこれで勝点を『7』に積み上げ、5試合を終えて10位。前節も大卒ルーキーの鈴木 魁人を1トップに起用するなど、積極的に若手を起用しながら着実に勝点を重ねている。明治安田J2第3節・琉球戦では深川 大輔が決勝ゴール、前節は「結果を出せて良かった」と話す奥山 洋平が同点アシストと、フレッシュな選手たちが結果を残しているのは、離脱者が相次ぐチーム状況を考えても非常に心強い。
ここまで1勝3分1敗で12位に位置する山口は、前節の大分戦で今季初めて先制点を奪われながらもすぐさま追いつき、アウェイで勝点1を上積みした。前半は相手を押し込むなど優位に立ちながら、後半にトーンダウンし勝点を逃す試合が続いている。名塚 善寛監督も「前半は押し込む場面も増えていた中で、最後のところをもっと突き詰めなければ」と言及。勝負どころで決め切る力、そして90分を通したゲームコントロールを高め、4試合ぶりの勝利を狙いたい。
構図は、岩手のプレスvs山口のポゼッション。山口のつなぎに対して、ハイプレス、ミドルブロックを使い分ける岩手はより高い位置でボールを刈り取れるか。あるいは山口がプレスをいなして厚みのある攻撃を展開するのか。互いの強度と精度が勝敗に直結する。
[ 文:髙橋 拓磨 ]