開幕から4試合勝利がなかった水戸。初勝利を求めて挑んだ前節・琉球戦は15分に曽根田 穣のゴールで先制しながらも、30分に中盤のミスから失点。先制しても勝ち切れない悪い流れを今節も繰り返すのかというイヤな予感が漂った。しかし、自分たちの力で断ち切ってみせた。後半開始から選手たちはアグレッシブなプレーで再び流れを取り戻し、琉球ゴールに襲いかかった。そして70分に右サイドに流れた安藤 瑞季からのクロスを途中出場の高井 和馬が体で押し込んで、勝ち越しに成功。その後の琉球の反撃をはね返し続け、ついに今季初勝利を手に入れた。
ただ、まだ1勝したに過ぎない。ここから浮上していくためにも、継続して勝点を積み上げていかなければならない。ここから上昇気流に乗るか。それとも再び下位に沈むのか。今後を左右する大きな一戦だ。
熊本は前節、ホームで昨季4位の長崎相手に若いメンバーが躍動し、2-0の完勝を収めた。チームにとって大きな自信につながったに違いない。その勢いのまま水戸に乗り込んでくることだろう。
攻守においてアグレッシブなスタンスを貫くチーム同士の対戦。「エキサイティングで、タフで、やり合う面白いゲームになると思っている」と秋葉 忠宏監督が言うように、両チームの攻撃的な姿勢がぶつかり合う激戦となることが予想される。「われわれの良さを存分に出して、すべての面で相手を上回りたい」と秋葉監督は力を込める。相手の良さをつぶすのではなく、各局面で相手を上回ったチームが勝利をつかむことだろう。
[ 文:佐藤 拓也 ]