昨季3位フィニッシュ、今季は5試合を消化して18位の甲府が首位の横浜FCをホームに迎える。まだ順位が実力と正確に比例する時期ではないので、どのチームも順位で喜んだり、悲しんだりということはないと思うが、そろそろ気になり始める。JリーグYBCルヴァンカップに出場しているチームは公式戦の連戦が始まっているが、今節から明治安田J2は3連戦で、この3連戦後の第8節終了時点の順位は序盤戦の力関係を大方示すと見てもいいし、中盤戦に向けて自信を持って臨めるかどうかのメンタル面にも影響が出てくる。その頭の試合という重要度も、今節にはある。
ホームの甲府は、前節の新潟戦を除けばこれまで内容的には手ごたえがあったが、その新潟戦は「完敗」(吉田 達磨監督)しただけに、今節は立て直したい。その相手が首位の横浜FCとなれば“やるしかない”。一方、横浜FCは開幕からの連勝記録が前節の岡山戦で途切れたが、アウェイで追いつき、力がある姿は見せた内容。四方田 修平監督は「終盤のチャンスを考えると、欲を言えば勝ち切りたかったですが、アウェイで先制された中でなんとか追いついて貴重な勝点1を持って帰ることができた」と話したが、首位で居続けるために今節は勝点3を持ち帰りたい。
[3-4-2-1]([3-4-3])がベースになる両チームだが、可変の仕方で明確な特徴があるのは横浜FCではないか。ポジションが変わるものの可変を目玉にしていない甲府は、新潟戦で発揮し切れなかった“前へ”の意識を持ち直して挑めるか。そうやって挑めないと強さが出ないことは新潟戦で感じただけに、戦術うんぬんの前にチャレンジするメンタルを持ち直したい。
[ 文:マツオ ジュン ]