キャプテン・牟田 雄祐の「秋田のひたむきで徹底したサッカーにしっかり負けた試合」という言葉に象徴されるように、チームとして前節・秋田戦は完敗を喫した。攻撃に出た回数はごくわずかで、守備ではリスタートから3失点。2失点後、CKから色摩 雄貴がバイシクル気味のシュートを決めたが、主導権は握れず、攻守に課題をあぶり出される形となった。
前々節の岡山戦からは[3-5-2]を採用。「完成度はまだまだ」(秋田 豊監督)という声は選手からも聞こえており、さらなるブラッシュアップを重ね、ベースとなる守備強度をさらに高めるとともに、攻撃パターンの構築を進めたい。
群馬は直近3試合で7失点と、それ以前の5試合で1失点だった守備がほころびを見せている印象もあった。しかし、前節は水戸との“北関東ダービー”を2-1で制して、連敗を『2』でストップさせた。失点増の一方で得点も増加傾向にある。特にビハインドになったあとの鋭い攻撃は見ごたえ十分で、最後まで目の離せない戦いを見せている。
試合のカギを握りそうなのが立ち上がりのゲームコントロールだろう。群馬は連敗した明治安田J2第6節・新潟戦、前々節・長崎戦で早い時間帯に失点を喫した。岩手も秋田戦では開始16分で2点を失った。両者ともに先制できれば我慢強く守り抜く力はあるだけに、この時間をどう戦うか、ゴールが生まれるかどうかで試合展開が大きく変わってくる可能性は高い。
3勝2分3敗の勝点11で並ぶチーム同士の対戦。勝利を先行させ、上位浮上の足がかりとしたい。
[ 文:髙橋 拓磨 ]