栃木は前節、アウェイで新潟と対戦したが、6分にCKから喫した失点が重くのしかかり、0-2で敗戦。これで2連敗となり、順位を16位まで後退させた。
栃木は今季、先制できた4試合は3勝1分、先制された5試合は1分4敗という結果になっており、先制点がハッキリと明暗を分けている。時崎 悠監督は「直近の金沢戦、新潟戦と立ち上がりの入りの悪さが続いている。試合の入りや先制点が取れれば、自信を持ってゲームを進めるきっかけがつかめると思う」と話し、今節に向けて立ち上がりの修正と、先制点を奪うことを重要ポイントに挙げる。
また、新潟戦は相手のビルドアップに対して、特に前半はプレッシングの連動が不十分だったことからペースを明け渡した。トカチは「自分たちの良さはチームが一体となって相手に襲いかかること」と言い、もう一度原点に立ち返り、チーム一体となった守備で主導権を握ることに意識を傾けている。熊本も新潟同様にポゼッションに長けたチームであり、栃木としては前節の守備面の課題を克服できるかが問われる。
一方の熊本は前節、アウェイで東京Vと対峙。点を取り合う激しいシーソーゲームを最終的に3-2で勝ち切り、4試合ぶりとなる勝点3を手にした。
東京V相手にボール保持率で上回って攻撃を展開するなど、大木 武監督が率いる熊本らしいサッカーを90分間展開。チーム1点目を奪った阿部 海斗は「ボールを持てたことが良かったし、自信を持って受けたり、そこから連動してさばいたり、それが強みでもあるし、うまく出せた」と振り返り、積み上げてきたものへの自信をうかがわせた。
また、守備でも対策どおりのプレスで相手から自由を奪うなど、フレッシュな選手たちがボールに襲いかかるアグレッシブさやハードワークを随所に見せている。3ゴールで東京Vを倒した勢いのままアウェイに乗り込み、今季初となる連勝を狙いにいく。
[ 文:鈴木 康浩 ]