新潟は4月に入ってから3勝1分と4戦無敗。前節・長崎戦は先制を許したものの、すぐにセットプレーとカウンターで2点を返し、今季二度目の逆転勝利を収めた。高木 善朗の逆転ゴールをお膳立てした本間 至恩は、「強いチームはこういう試合で勝つ。まだ強くなったのかは分からないですけど、自信にはなる。次につながる試合だったと思います」とコメント。自身は2試合連続でアシストしており、いずれも利き足とは逆の左足からのクロスで、練習の成果が出た形だ。勝負強さを支える10番に今節も注目だ。
今季6得点を挙げ、得点ランキングで2位タイにつける谷口 海斗は、2018年にプロキャリアを始めた岩手との古巣対戦だ。もう1つの古巣である熊本とは、明治安田J2第8節で対戦した際に“恩返し弾”を決めている 。今季二度目の恩返しとなるか。
新潟は前節から中3日で今節を迎え、次節は中2日で最も遠いアウェイ・琉球との試合が控える。ターンオーバーも考えられるため、フレッシュな戦力にも期待したい。
対する岩手は、4月に入ってから4連敗中。敵地で臨んだ前節・徳島戦は0-5の大差で敗れた。今節もアウェイ戦となるが、前節から中6日で迎えられる点は新潟よりも有利。大敗を経て、一層引き締めて臨んでくるはずだ。
攻撃のキーマンである和田 昌士と小松 駿太にとって、新潟の松橋 力蔵監督は横浜FMユース時代の恩師。成長した姿を見せたい気持ちも大きいだろう。また、中村 太亮は2012年に期限付き移籍で新潟に所属。当時はケガのため出場がかなわなかった“ビッグスワン” で、どんな姿を見せてくれるか。
新潟は勝利すると2位まで浮上できる可能性がある。連勝で昇格圏に躍り出るか、それとも岩手が連敗を断ち切るか。互いに勝利を譲れない一戦 に注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

