前節岡山と対戦した熊本は、前々節・栃木戦と同じように立ち上がりにサイドからのボールで 失点し、追う展開に。相手にペースを握られる中でも、ボールを動かすことで 流れを引き寄せ、坂本 亘基の今季3点目で追いつく。その後、終盤にかけて作ったチャンスで決め切れず、2戦連続ドローとなった。
しかし、「悪い時間帯を盛り返して、後半に自分たちの流れに持っていけたのは良かった」と大木 武監督は振り返り、選手たちもポジティブに受け止めている。そうした手ごたえを3試合ぶりの勝利に結びつけるには、攻撃面で最後の質にこだわること、続いている失点をどうにか食い止めることが必要だ。
一方の仙台は前節、琉球をホームに迎えた。終始自分たちのペースで進めて相手のシュートを6本に抑え、今季6勝目を挙げた。負傷明けから初先発となったフェリペ カルドーゾが今季初ゴールを挙げ、守備でも貢献。そして氣田 亮真が3試合連続ゴール。 前々節・横浜FC戦の敗戦を引きずることなく、個人個人が本来の力を発揮しつつチームとしての連係面でも上向きの状態にあることを示した。ただ、原崎 政人監督は「入りが良かった前半に得点がなかったことは反省材料」と述べている。熊本はここ3試合で先に失点する展開が続いているため、仙台も早い時間に先手をとって、優位な展開に持ち込みたい。
熊本は4シーズンぶりにJ2に復帰したが、仙台は2009年以来のJ2で、リーグ戦では実に13年ぶりの対戦。両チームの歴史が再び邂逅する。
[ 文:井芹 貴志 ]


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