水戸は前々節で4連勝中と好調だった甲府に2-1で勝利。勢いを持って前節・岡山戦に臨んだ。序盤から水戸がボールを支配して攻め込む展開が続いたものの、岡山の堅い守備をこじ開けることができず、前半終盤に不用意なファウルで与えたFKから失点。後半も自陣でのミスからゴールを許し、2点のリードを奪われてしまった。
しかし、選手たちは最後まで勝負をあきらめなかった。終盤、怒とうの猛攻を繰り出し、89分に黒石 貴哉が右サイドから上げた速いクロスに椿 直起が合わせて、1点差に詰め寄る。しかし、あと1点が届かず、悔しい敗戦を喫した。試合後、秋葉 忠宏監督は下を向くことはなかった。「0-2で終わるのと、1-2で終わるのは全然違う。次の試合につながる1ゴール」と力強く口にした。敗れはしたものの、最後まで不屈の闘志を選手たちはピッチで体現した。届かなかった1点への悔しさを力に変えて今節に挑む。
序盤は上位に位置していた町田だが、直近7試合は勝利がなく、やや調子を落としている様子。とはいえ、チーム力の高さはリーグ屈指。8試合ぶりの勝利を目指して、今節も安定した守備と縦に速い攻撃を生かし、持っている力のすべてを出し切ってくるだろう。両チームの勝点3への執念がぶつかり合う激戦となることが予想される。
5連戦の最終戦、コンディション的に厳しい状況となるが、それでも走り切り、戦い抜いたチームが勝利を手にすることができるだろう。現状を打破して、浮上のきっかけをつかむのは果たしてどちらのチームか。
[ 文:佐藤 拓也 ]