両軍の前半戦での対戦は第13節。大分にとってはJリーグYBCルヴァンカップを含めた9連戦の7戦目という過酷な状況での一戦だったが、巧みなポジショニングと組織的な守備で千葉を上回り、3-0で快勝している。だが、現在は大分も千葉も当時とは大きく変化。今節は前回対戦とはまったく違った内容になりそうだ。
シーズン前半戦のほとんどを連戦という過酷なスケジュールで戦った大分は、折り返しとほぼ同時に連戦がひと段落。これまでは戦力をやり繰りしながら対相手戦術で工夫を凝らして戦ってきたが、ようやく腰を据えてチームのベースを整えることができるようになった。現在はシステムを[3-4-2-1]に固定して戦術をシンプルな範囲にとどめ、選手間のコミュニケーションの質を高めることに注力している。前節はそれが結実する形で熊本との“九州ダービー”を2-1で制し、3試合ぶりの白星を挙げた。過密日程に苦しんだここまでの戦績は8勝8分7敗で9位。『1年でのJ1復帰』という目標に向け、巻き返しへとピッチを上げる。
一方の千葉は第17節の熊本戦以後、3連勝を含む4勝3分で7戦無敗。9勝7分7敗で7位にまで浮上した。第21節からはシステムをそれまでの[3-4-2-1]から[4-4-2]に変更し、個々の強度がより反映されるようになっている。前節の東京V戦には3-1で勝利したが、終了間際に一発退場となったGK新井 章太と累積警告の熊谷 アンドリューが今節は出場停止で、その影響がどう出るかというところ。
両者の勝点差は『2』。千葉がそのリードを守るか、大分が順位転覆するか。熱戦必至の好カードだ。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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