山口は前節、アウェイで秋田と対戦し、31分に高木 大輔のゴールで先制。そのまま逃げ切って1-0で勝利した。名塚 善寛監督は「球際の競り合いやデュエルの部分で、まだまだ自分たちに甘さがあると気づかされた試合だった」と振り返りながらも、「ゴールシーンのような相手の背後を取ることを今後も数多く作ることが大事になる」と話した。
一方の大分はホームで千葉と対戦。2点を先制される苦しい展開の中、62分に長沢 駿のゴールで反撃の狼煙を上げると、83分と86分に呉屋 大翔が連続ゴールを決めて逆転勝利した。下平 隆宏監督は試合後に「なかなか0-2から逆転する経験は自分もなかったが、選手たちが見事に体現してくれた。スタジアム、サポーター、スタッフも選手も含めて一体感をもって戦えた」と話した。
山口は今季アウェイ初勝利を挙げて2連勝中で、大分は3ゴールを奪う大逆転劇を見せた。どちらも勢いがある状態で、その勢いをこの試合に持ち込めるかが最大の見どころになりそうだ。
前回対戦の明治安田J2第5節は、後半に呉屋のゴールで大分が先制し、山口が沼田 駿也のゴールですぐに追いついてのドロー決着。呉屋は長崎に所属していた2019年にも山口から2ゴールを挙げており、相性の良い相手から再びゴールを奪えるかにも注目したい。
J2での両者の対戦成績は山口から見て2分3敗。山口は大分からまだ勝利していないが、今季はホームで滅法強く、劇的な勝利を何度も見せている。山口がホームの利を生かして大分から初勝利を挙げることができるかにも注目だ。
[ 文:田辺 久豊 ]


