32試合消化で14位の甲府が、31試合消化で18位の金沢をホームに迎える。金沢は前節の長崎戦、試合当日のスクリーニング検査で長崎の選手・スタッフ複数名が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け、開催が中止となった。金沢は翌21日に富山とトレーニングマッチを行っており、試合勘や強度は保たれていると思われるが、豊田 陽平、嶋田 慎太郎、藤村 慶太の主力3選手が出場停止。5連敗中の金沢にとっては非常に苦しい台所事情となるが、新たにチャンスを得る選手が試される試合でもある。
ホームの甲府は直近7試合で2勝5分と大きく後退はしていないが、J1参入プレーオフ圏に迫ることはできていない。このままズルズルと引き分けベースの結果が続けば、より大きな連勝なしにはプレーオフ圏入りの可能性が小さくなる。“ラスト10”で勝負を懸けるためにも、金沢に勝たないといけない。吉田 達磨監督は「金沢は出場停止(の選手)がいるが、アグレッシブでコンビネーションを使ってくる」と話し、自チームについては「ゴールを守る意識が高まってきた。シュートが飛んでくるところに人がいて、体に当てることが大事。エドゥアルド マンシャの加入も大きい。千葉、東京Vと試合ができてフィットしてきた」と評価。守備意識の高まりが“まさか”の失点を防ぐことで、勝利の可能性が高まることが期待できる。甲府は苦境の金沢相手に無失点で勝ち切れるのか、それとも金沢が逆境から反撃を見せるのか。両クラブのファン・サポーターにとって、クラブが前進するきっかけを期待する一戦となる。
[ 文:マツオ ジュン ]