岩手は前節、山形と対戦し、前半に退場者を出して1-4で完敗。2年以上続いた“先制試合不敗神話”もストップした。戸根 一誓は試合後、課題について問われると「課題だらけ。全部です」とうなだれたが、ここ数試合は特にチームとしての狙いが曖昧な試合が続いている。奪ったボールを簡単に相手陣内に蹴り、回収されてまた守備。攻撃に転じることが極端に少ない。チームのプレー原則が見えない中だが、「選手間で『こうしよう」というのは話し合っている」(戸根)と打開に向けての取り組みは続いている。今節は新型コロナウイルス感染症の影響で離脱していた選手が復帰する可能性もある。前節退場のクリスティアーノ、累積警告により石井 圭太は出場停止だが、総力でカバーしたい。
対する水戸は直近9試合でわずか1敗と、着実に勝点を積み重ねている。前節は上位の仙台を相手にリードを守り切って2-1で勝利するなど、チーム状態は岩手と明らかに対照的だ。秋葉 忠宏監督は「素晴らしいゲーム。本当にたくましい選手と仕事をさせてもらっている」と称賛すると同時に、「良い試合(第28節・大分戦/2○0)のあとに、少しだらしないゲームをしてしまったこともある。次からの5連戦で何がなんでも勝つ」と、勝って兜の緒を締めるのも忘れなかった。
両者の前回対戦は3-0で水戸が勝利。岩手はミスから失点して崩れただけに、同じ轍を踏むわけにはいかない。締まった内容、狙いのあるプレーでホーム6連敗からの脱出を図りたい。
[ 文:髙橋 拓磨 ]