徳島は10勝21分5敗の勝点51で10位。ダニエル ポヤトス監督の指揮下でボール保持と素早い攻守の切り替えを磨いており、“負けない”チームカラーが鮮明になっている。リーグ戦14試合負けなしと安定感がある一方で、引き分けが21試合にも及ぶように勝ち越す力が足りない。終盤戦での上位進出のためには“負けない”から“勝たなければならない”状況に変わっている。前節は上位の岡山を相手に、クロスの折り返しから藤尾 翔太が決めたゴールを守り切り、1-0で勝利。今節は上位相手に連勝を狙う。
仙台は17勝7分12敗の勝点58で4位。一時は首位に立ったが、守備の乱れが続いて成績が伸び悩むと、攻撃にも悪影響が出て第31節から5連敗。この間に伊藤 彰監督に交代する事態となった。しかし、伊藤監督は守備組織の再整備など戦術の修正を施し、就任から1週間で臨んだ前節・栃木戦で6戦ぶりの勝利をもたらした。ゴールこそ中山 仁斗の1点のみだが、柔軟に形を変えるシステムを採用して栃木をサイド攻撃から攻略。後半は逆に守勢になってしまったが、小畑 裕馬のファインセーブ連発もあって1-0で逃げ切った。残り試合で少しでも上の順位でシーズンを終えるためにも、ホームで迎える今節で連勝を目指す。
ここまで徳島は総失点がリーグ最少の『26』、逆に仙台は総得点がリーグ最多タイの『64』と、対照的な数字を残している。この対戦で持ち味を発揮し、勝利するのはどちらか。
[ 文:板垣 晴朗 ]


