J1参入プレーオフ圏内入りを目指す徳島は、15戦無敗という驚異的な成績で猛追。しかしながら、前節・仙台戦の引き分けは響き、残り5試合は「全勝が必須だと思う」(内田 航平)というシチュエーションへ突入する。それでも日増しに組織力を高める戦いは見ごたえがあり、敵陣に押し込みながらスペースを管理していく戦いはエンターテインメント性も抜群だ。今節の注目は一美 和成。藤尾 翔太がU-21日本代表に選出されて欧州へ旅立ち、当面は一美に多くを託されることになるだろう。また、右SBの新井 直人が出場停止。徳島の大きな武器として「チャンスはまだまだある。チーム状況も悪くない」と言葉にするエウシーニョに期待が集まる。
対する水戸は難しい日程。今週は水曜日に明治安田J2第31節・東京V戦を挟み、今節が5連戦5戦目のアウェイ戦。メンバーの入れ替えをしながら連戦に臨んだこともあって、相応のコンディション調整は見込めそうだが、4連敗と苦しいシチュエーションでもある。だが、『This is Football』の秋葉 忠宏監督。この逆境を感じさせないスペクタクルな試合を表現してくれそうな期待感もある。
前回対戦の第10節では水戸が早々に退場者が出したことで難しい展開となった。堅い守備に割り切った水戸を終了間際にようやく崩した徳島だが、後半アディショナルタイムに水戸の劇的な同点弾が生まれてゲーム終了。互いに納得のできない内容と結果だったに違いない。今節こそ決着をつけるときだ。
徳島は勝利で望みをつなげられるか。水戸は過密日程の劣位性を乗り越えて、勝利をつかめるか。
[ 文:柏原 敏 ]


