根本の鮮やかな決勝点。緊急事態を乗り越えた栃木が勝利を手にする
栃木SC
--チームを勝利に導くゴールになりました。僕個人として得点を取り切れない試合が続いていたので、今日得点できて勝てたことはうれしいです。それ以上に(宮崎)鴻くんら前線の選手たちが頑張ってくれていたので、僕のできる最低限の仕事をしたという感じです。 --ゴールシーンも髙萩 洋次郎選手を起点にジュニーニョ選手からのラストパスでした。練習でやっている形だったので、そのコンビネーションが出たことは良かったです。ここ数試合、トキさん(時崎 悠監督)が「いろいろな選択肢がある上で判断できるように」とずっと言っていたことが顕著に出たシーンだと思います。髙萩選手にもジュニーニョ選手にもいろいろな選択肢があった中で最後に僕にパスを出してくれたし、つながりを持てたので自分たちの課題に対する良いフィニッシュだったと思います。
ヴァンフォーレ甲府
監督
本当にここに来て6連敗というのはチームを背負っている自分の責任です。これだけのサポートがありながら結果にならないこと、すべてにおいてダメだと痛感しています。勝っても負けても次の試合は来ます。天皇杯があります。下を向いてしまいがちだけど、これだけ応援してもらって試合が終わったあとも歌ってもらって僕たちが下を向くわけにはいきません。 --試合後のロッカールームの雰囲気は?5回負けたあとの試合に負けたので重いです。久しぶりのデーゲームで多くの声援に応えたいという気持ちで臨んだが、こういう形で負けたことでスッキリしないと思います。
栃木SC
監督
なかなか勝てない苦しい状況でしたが、選手たちが最後まで粘り強く戦ったと思います。今週はいろいろな出来事があって本当に大変でしたが、「われわれが今季どうやって勝ってきたのか、いまこそ徹底だ」という話をして送り出しました。最後まで選手たちが頑張ってくれたと思います。ただ、頑張る要素になったのはサポーターの後押しだったり、クラブからの後押しだったりがあり、自分たちの中に秘めるものが発揮されて勝点3につながったと思っています。 内容は甲府さんがボールを握る苦しい展開でしたが、われわれはこういうゲームを今季何回もしてきているので、良い意味でも悪い意味でもわれわれのペースに持っていけていたのかなと思います。 残り3試合、今日できたこととプラスαでいろいろとできるようにしていくことと、これ以上新型コロナウイルスの陽性者を出さないように徹底してマネジメントしていきたいと思います。 --これで10勝目、勝点45です。得失点の関係で事実上の残留という状況ですが、この数字はどうでしょうか。もっと勝点を積みたかったと思っています。今日の甲府さんと選手一人ひとりで比較したときに個で上回られてしまったシーンが多々ありましたが、栃木が勝てたのはどういうことなのか、ということと同時に、一方で、質がありボールを保持できても勝たないと意味がないし、逆に今日のわれわれのように守り一辺倒だけでたまたま勝点3が取れたからいいですが、甲府さんが1つでもチャンスをモノにしていれば全然違うゲームになっていたと思います。やっぱり、プレッシングも自陣での守備も遅攻も速攻もすべてにおいてアベレージを上げていかないと、J1昇格を決めようとしている新潟さんや横浜FCさんの位置まではたどり着けないと思うので、必然的に勝点が取れる可能性が高い、そういうチームにしていかないといけないと思っています。
ヴァンフォーレ甲府
MF 18
鳥海 芳樹
--途中出場でしたが、どんな指示を受けてピッチに立ちましたか?(同時に投入された)三平(和司)さんと一緒で、「2人で点を取ってこい」と言われてピッチに入りました。 --点を取るために必要だと感じることは?連敗の流れを断ち切るには一人ひとりがシュートを決め切らないといけない。自分にもチャンスがあったのに決め切れなかったので、練習にまだ甘さがあると思いました。 --6連敗について。しっかり受け止めたい。最後にスタジアムを1周したとき、ゴール裏のサポーターが後押ししてくれた。6連敗していても前を向かせてくれる心強いサポーターのためにも次の天皇杯は勝ちたい。
MF 7
荒木 翔
--押し込むことは多かったですが、決められなかったことについて。システムを変えて挑んだ(第36節・)新潟戦を含めて全部の試合で主導権をとって優位に試合を進めたけれど、ミスから失点することが改善されず、致命的な失点が敗戦につながっている。攻撃面はピッチの中でどれだけコミュニケーションをとってもゴールまでたどり着けない。分かっていても失点するのはチームの脆さだと思う。 --チームをどう鼓舞したいですか?試合が終わって下を向きたくなる、自分たちのプレーに矢印を向けたくなくなることもあるが、下を向いても意味がない。それを示すのが僕の役割。