長崎は前節・山形戦で3-2の勝利を飾った。相手に二度先行を許しながら怒とうの攻めで追いつき、後半アディショナルタイムに決勝点。ホームで勢いのつく勝利を収めた。勝点3の立役者はフアンマ デルガド。2018年以来の長崎復帰を果たしたFWはポストワークや前線からのプレスを献身的にこなすが、山形戦では真骨頂のフィニッシュワークが冴えて、ハットトリックを記録した。彼を筆頭とした長崎攻撃陣は多彩で、独力突破もできる宮城 天や運動量が豊富な澤田 崇、途中出場から前線に好パスを送った笠柳 翼に注目したい。
一方の仙台は前節・金沢戦で2-3の敗戦。こちらは点の取り合いに敗れている。開幕5試合までは失点3と、昨季の課題だった守備を修正した成果を出していた。だが、前節は立ち上がりの失点から悪い流れを変えられず、23分までに3失点。システム変更などで2点をもぎ取ったが、反撃もそこまでで痛い敗戦を喫した。
ホーム連戦となる仙台は、スタジアムに駆けつける多くのサポーターのためにも勝利を手にしたいところだ。まずはキャプテン・小出 悠太を中心に、最終ラインを3枚から5枚まで状況に応じて変える可変システムの守備を再整備して、長崎の迫力ある攻撃を抑えたい。攻撃のキーマンは氣田 亮真。前節は今季初得点を含む2ゴールを決め、勢いに乗りそうだ。今節は古巣戦ということもあり、突破力やショートパスの連係からのチャンスメークを期待したい。
[ 文:板垣 晴朗 ]


