清水は前節、ゼ リカルド前監督から秋葉 忠宏監督に代わり、初めてのリーグ戦を迎えた。2位につけていた東京Vに対して、6分にゴールを奪われ、いきなり厳しい状況でスタートした。だが、そこからなんとか立ち上がり、前半アディショナルタイムに縦、縦とパスをつなぐと、中山 克広がためてラストパス。右サイドを駆け上がってきた北爪 健吾が流し込んで同点に追いついた。後半は両チームとも決定機を作れないまま、終盤に。90分、清水はCKを獲得。神谷 優太のクロスをオ セフンが頭で沈め、逆転に成功。劇的勝利で今季リーグ戦初勝利を挙げた。
ただ、「まだ誰も満足していない」と指揮官は言う。今節で目指すは、今季初の連勝だ。現在16位で上位とはまだまだ大きな差がある。それを縮めるには、急ピッチで勝利を積み重ねるしかない。
一方の仙台は前節、甲府と対戦した。甲府は前々節に清水を倒していたが、仙台にはまったく歯が立たなかった。前半から積極的に攻撃を仕掛ける仙台は、25分に中島 元彦が決めて先制。前半アディショナルタイムにカウンターから中島のスルーパスに山田 寛人が抜け出して追加点を挙げると、51分にはCKから菅田 真啓が折り返し、郷家 友太が押し込んで3点目。守っても最後まで無失点に抑えた。
仙台はこの試合、計21本ものシュートを放っており、スコア以上のゴールを挙げていてもおかしくなかった。これまで消化不良の試合が続いていたが、ようやくスッキリとした試合になった。伊藤 彰監督は古巣対決で完勝し、「この1勝は次につなげられるものだと思います」と、調子を上げてIAIスタジアム日本平に乗り込む。
[ 文:田中 芳樹 ]

