怒とうの4得点で長崎が快勝。敗れた徳島は泥沼の10戦未勝利に
V・ファーレン長崎
--徳島の前半、長崎のSBはフリーにさせていいという守備戦術に見えましたが、プレーしていてどう感じましたか?おっしゃるとおり、片方のSBが浮いている感じがしました。スカウティング時点から、片方のSBは絶対に空くということだったので、徳島さんは中にボールが入ってからスイッチを入れるのだろう、という感じはしていました。SBが1つ守備を超えられていれば中にも当ててかいくぐったり、背後を狙って仕掛けることもできます。どちらかというとSBでハメられたほうがやりにくい感じはしますが、今日の試合ではSBを消せずに守備をしていたので怖さはなかったと思います。 --先制点もSB経由でしたよね?そうですね。イメージどおりでした。選手を走らせて、クロスか何かでやってくれという感じでした。僕としてはスペースの奥でボールが止まるように意識して蹴りました。逆サイドからうまく展開してきたときにSBの背後がすごく空いていたので狙っていきました。 --4得点で勝利したことが今後の昇格争いにどのような影響を与えてくれそうですか?取れるときに取ることは大事なことですし、セットプレーもありましたが、全得点が自分たちの強みであるクロスからだったので自信になりました。最近は、クロスを上げられるときに上げることを意識して全員でやっているので、形になったことはポジティブですし、無失点で抑えられたことも大事なことなので続けていきたいです。
徳島ヴォルティス
監督
4失点という、ゲームを見ていただいた人にもキツいゲームをしてしまったと感じています。こういう状況ですが、全員で頭を整理して臨むことが重要だと思います。 --試合と直接的な質問ではありませんが、この状況をどのように対応していきますか?週ごとに修正を加えながら、同じことをやり続けているわけではありませんが、結果が出ていない中で、やり方に対して安定性や継続性が欠けてしまっているのは事実です。現状をもう一度見つめ、結果を出した上で自信を持って戦えるように進めていきたいです。 --試合の話に戻って、長崎の両SBは浮いている守備戦術を選択していました。その先でどのようにボールを奪おうと考えていたのですか?全部の攻撃の出口をふさぐということはできないと思いますが、自分たちは後ろで6対4の守備を敷きながら、フアンマ デルガド選手を中心に、ボールが入ったあとの攻撃を防ぐことを選択しました。SBがフリーになることは起き得る現象でしたが、なるべくSBをフリーにさせない試みをしました。ただ、何度かはがされて使われてしまったとは思います。 --結果、SBが関与したプレーから先制点を許しています。そうでした。SBを使われて背後を突かれた攻撃だったと思います。用意していたプランとしては起き得る現象だったので、まったく想定外だったわけではありませんが、失点に直結してしまったことは事実として、改善が必要だと思っています。
V・ファーレン長崎
監督
選手たちの姿勢がすごく良かったですし、集中力も良かったです。なので結果もついてきましたし、本当にうれしく感じています。 4点決められましたが、チャンスとしてはもっと取れたかもしれません。それでも決定力が上がってきていると感じますし、非常に良かったと思います。 --CKから今季初得点が生まれたことについて。今までもチャンスは作れていて、惜しいシーンはありました。でも、目的を持ったチームとして、実際にセットプレーから決められる得点も増えていかなければいけないと思います。今後、増えればいいなと思っています。
徳島ヴォルティス
GK 1
ホセ アウレリオ スアレス
いまのコンディションは万全です。早く復帰したいと思っていましたし、チームの力になれなかったことを不甲斐なく感じていました。今週は良い状態でトレーニングできましたが、こういう結果になってしまったことはすごく残念です。 選手は毎日ハードにトレーニングしていますが、今節の失点について言えば、集中力かもしれませんし、守り方だったかもしれません。全体的な要素が含まれていると思います。こういう状況なので自信を失っていたプレーも起きているかもしれませんが、いまはなかなか言葉が出てきません。 これからも戦い続けることを約束しますし、まだゲームは多く残されています。でも、事実としてこのような試合を見せてしまっている現状であり、皆さんを満足させられていない現状を非常に申し訳なく感じています。ただ、サポーターのために戦い続けることを約束します。早く勝利を届けたいです。
DF 5
石井 秀典
--出場していない中で申し訳ないですが、主将である石井選手を中心に選手ミーティングも実施しながら今節に臨んだと耳にしました。昨季もうまくいかない時期があって、そのときにもプレーしているのは自分たちで当事者になって考えなければいけないという話を再確認しました。監督のやりたいこと、自分たちのやりたいこと、チームとしてやらなければいけないことという判断は自分たち自身で責任を取らなければいけない。そんな話をしました。 一朝一夕でいくものではなく、監督が交代した、シーズンで一番苦しい時期かもしれませんが、期待にも応えなければいけません。作り上げなければいけないことと、今勝たなければいけないことがあります。ピンチがまったくないというわけではありませんが、チャンスがまったくないわけでもありません。めちゃくちゃ圧され続けているわけでもないです。でも、1本の重みはもっと考えなければいけないと思います。 --昨季と今季の悩みは違い、ミーティングの内容も異なるのではないでしょうか?昨季は攻撃で悩むことが多くて、今季は守備で悩む場面が増えているのではないかと思います。監督の求めることは守備の強度であり、前線からプレスに行くという前提で守備を行っていますが、そこに判断が伴っていない場面はけっこうあって、自分たち起因で穴を作ってしまっています。「昨季と今季で悩みが違っているのではないか」という質問が出るのは、そういう部分の違いなのではないかと感じます。みんなで考えながら、ポジションを取ってうまくやろうとしていたり、どうにかしなければいけない、ということも選手から伝わってきますが、守備時に「行け」って言われているからという理由で行っていて、判断が伴っていない場面もあるのではないか、とあらためてみんなにも問う意味でミーティングをしました。