藤枝は、前節で水戸に今季最多得点で勝利(4○1)してJ2で二度目の連勝を飾り、今節で初の3連勝を目指す。「自分たちのサッカーをしっかりとやれれば、どの相手にも勝てる」という感触は選手たちも須藤 大輔監督もつかんでおり、それがリーグ戦約4分の1を消化した時点で最大の収穫となった。
また、水戸戦では課題であったセットプレーから2得点が生まれたこと、ミドルシュートが3本決まったことも今後に向けて大きなプラスと言える。それらは、ボール保持力のある藤枝に対して相手が引いて守りを固めてきた際にも有効だからだ。
対する仙台は、ここ3試合負けがないものの、直近2試合はどちらも1-1のドロー。失点の少なさはリーグ5位タイ(9点)と守備は安定している一方で、得点の多さはリーグ13位タイ(11点)。ここまで3勝4分3敗と引き分けが多く、なかなか勝ち越し点を決め切れていない。
前節・岡山戦後、伊藤 彰監督は「やろうとしていることを選手たちがしっかりとやってくれていた」と手ごたえを口にしたが、次はそれを勝利に結びつけることがテーマとなる。
藤枝は先制した試合はすべて複数得点を挙げて勝利しており、相手が仙台でも戦い方を変えることはない。立ち上がりからハイプレスを掛けてボールを握り、どん欲に先制点を奪いにいくだろう。もちろん仙台としても絶対に先制点を与えたくないはずなので、藤枝の圧力にどう対抗し、どう先制点を奪いにいくのか。試合結果に大きく影響するという意味でも、立ち上がりの攻防や駆け引きは見逃せないものになりそうだ。
[ 文:前島 芳雄 ]


