前々節・藤枝戦で1-4の敗戦を喫した水戸は、前節・大分戦は先発6人を入れ替えて挑んだ。山田 奈央と田辺 陽太の“20歳CB”の抜擢を筆頭に、それまで出場機会が少なかった若手たちが先発として起用され、期待に応える活躍を披露。チームとしてアグレッシブな姿勢を前面に出し、55分にハイプレスでボールを奪ってからのショートカウンターで先制ゴールを奪った。その虎の子の1点を守り抜き、アウェイで大きな勝点3を手に入れた。その勢いを持って、今節に挑む。
一方、5位の東京Vは前節・山形戦において、前半は可変システムを使ったビルドアップに対応し切れずに先制点を許し、後半に戦い方を修正してペースを握ったものの、一瞬のスキから追加点を与えてしまい、1-2で無念の敗戦。今季初の連敗を喫した。今節はアウェイでの戦いとはいえ、勝利を挙げて連敗を止めたい。
勢いに乗りたい水戸と、悪い流れを断ち切りたい東京Vとの一戦。3連戦の初戦となる今節は、激戦が繰り広げられることだろう。そして今節、勝負のカギはサイドの攻防にありそうだ。東京Vの強みは、マリオ エンゲルスやバスケス バイロンといったウイングの縦への推進力を生かしたサイド攻撃。一方の水戸も今季挙げている12得点中7点はクロスからの得点であり、サイドからの攻撃を得意としている。
互いに自分たちの強みを出すことはもちろん、相手の強みを消すことをポイントとして試合に臨むことだろう。サイドを制し、試合を制すのは、果たしてどちらのチームか。
[ 文:佐藤 拓也 ]