序盤戦はなかなか白星を飾れずにいたものの、直近6試合で3勝2分1敗と状態が上向いている千葉。その6試合で計4失点と特に守備面が改善傾向にあり、前節・甲府戦も無失点に抑えた。プレスに行くときとブロックを作って構えるときのメリハリがつくようになるなど、その場の状況に応じた守り方が粘り強い戦いにつながっている。破壊力抜群の攻撃陣を誇る清水に対し、どのような守備のアプローチを講じるかは注目点の1つだ。
千葉の明るいニュースと言えば、前節で小森 飛絢が7試合ぶりに復帰したことだろう。戦線離脱前の8試合で5得点を挙げるなど、ルーキーながら大きな存在感を放っており、攻撃をけん引していた。シュート精度が両足ともに高く、守備の強度や巧みなポストプレーも兼ね備える彼は今節、ホームでどんな活躍を見せてくれるのだろうか。
対する清水は、秋葉 忠宏コーチが先月監督に就任してから6勝2分と、確かな力強さを発揮。元日本代表選手など実力者が多数そろっており、直近2試合では合わせて14得点を挙げている。いまJ2で最も勢いに乗っているチームと言っても過言ではないだろう。
前節・藤枝戦は5-0とスコアで見れば圧勝したものの、「5-0のわりには苦しい試合だった。前半と後半の運び方はまだまだ合わせていかなければいけないところが多い」(井林 章)と課題も残った。ただ、「前回(前々節・いわき戦)1失点しているので、とにかくなんでもいいからゼロで終えたいというのがみんなの中にあった」(井林)思いが実を結び、3試合ぶりの完封勝利を達成。今節もこの勢いを持続し、さらなる快進撃へとつなげたい。
[ 文:藤井 匠 ]
