金沢はとにかく安い失点が止まらない。前節・徳島戦は打たれたシュートは4本のみだったが、それでも複数失点。前半はシュート1本に抑えたものの失点してしまうという有様だった。また石原 崇兆に続き奥田 晃也が欠場しただけでなく、10番の嶋田 慎太郎も前半のうちに負傷交代。レオ バイーアも含め、今年のチームの肝となるボールを失わない選手が次々と戦列を離れるなど、攻撃面でも難しいやり繰りを余儀なくされている。果たして今節は誰が試合に間に合うのか、そして守備陣に変化を加えてくるのか。柳下 正明監督の戦い方とメンバー選考が注目される。
一方の甲府は前節、6試合ぶりに先発に復帰した10番の長谷川 元希が終了間際にPKを決めて勝ち切った。チャンスもピンチもある中で、最後は途中出場の小林 岩魚が相手陣深くまで入っていって相手のハンドを誘った。篠田 善之監督も「代わった選手がすごく理解をしてゲームに入ってくれたことが良かった」と話すなど、まさにチームが一体となった勝利だった。さらに指揮官は「甲府で待ってくれている選手やサポーターの力も借りて勝点3を取れたと思う」と地域とクラブの一体感も強調している。アウェイ連戦となるが、今節も遠く甲府からの声援も力に変えて連勝を目指す。
[ 文:村田 亘 ]