清水は秋田の堅守を崩し切れず、ホームで手痛い敗戦に
ブラウブリッツ秋田
--アイスタでプレーしたのは、いつ以来ですか?えー……4、5年ぶりぐらいだと思います。清水にいた頃は、このクラブに恩返しというか、あまり力を出せなくて、申し訳ない気持ちで出ていって、相手チームとしてここに戻ってきて、それでも温かく迎えてくれて本当にうれしかったです。やっぱりこのピッチは素晴らしいなと思いましたし、試合後に挨拶に回ったときも、サポーターの皆さんが温かい拍手を送ってくれて、本当にここで育ててもらったんだなと感じて感動しました。 --試合内容と結果に関して、どんな感想ですか?相手がボールを保持してくるので、自分たちは守備の時間が長くなることを想定した中で、あの1点はすごく大きくて、その1点を守り切ったところもチームにとってプラスになったと思います。最近失点が多かったので、今日はこの攻撃力のあるチームに対してゼロで終われて、もともとJ1にいたチームに対して勝点3を取れたことは、今後の試合に対してもプラスになってくるし、これを機にまたチームが波に乗っていけたらいいなと思っています。
やっと勝てたなという気持ちと、今日は内容的にはボコボコにやられてたので、勝ち取ったなと。秋田らしく、しぶとく、覚悟を決めて戦いました。今日の狙いはセットプレーかカウンター1本。取れなくても0-0という覚悟を決めて入りましたから、勝ち方がこれでした。 --それで狙いどおりに点を取れて勝てたと?はい。だからこの勝ちはすごく大きいです。でも、ここからです。良いチームなので、もっとやれると思います。 --無失点で抑えたことに関しては、圍選手のセーブも大きかったと思いますが。右手一本で指先に当ててバーに当たったシュートも、ジュビロ戦で2本やられたところから、GKコーチのヒロさん(伊藤 洋仁)と取り組んできたことが出ました。そういうチームの中で取り組んできたことがゲームで出るというのは、選手としてはすごくうれしいです。良い状態だと思うので、今後も分析と実行というのを続けていきたいなと思います。
清水エスパルス
監督
選手たちはよく戦ってくれています。ここから逃げずに、誰一人あきらめることなく、まだ戦い続けられるのかどうか。いま全員に確認してきましたが、昇格をあきらめている選手は誰一人いませんでした。いまはおそらく何を言っても話が入ってこないと思いますが、3日後もう一度ホームでできるので、点を取ること。やはりゼロでは勝点3は転がってこないと思っています。 ここからいろいろな声やネガティブなものが出てくるかもしれませんが、それをいかに跳ねのけて、誰一人逃げずに全員でまとまって昇格に向かうことができるのか。必ず昇格するんだというものを、選手、指導者、チーム、クラブで見せられるかどうか。誰一人逃げることなくやり続けられるかどうか。われわれの人間力、プロフットボーラーとしての資質が問われていると思います。3日後、このピッチで答えが出せるように、また全員で最高の準備をしたいと思っています。 --中2日で、メンバーを含めて前半のプランは?中2日では生理学的にもなかなか回復が望めません。ただ、われわれはハイレベルな競争力を持ったクラブなので、ピッチで素晴らしいトレーニングをしてくれているし、僕が定めている基準をクリアした中で、野心を持ちながらゲームに出るんだという選手がたくさんいて、自信を持ってピッチに送り出したのが今日のスタメンでした。 また中2日でホーム・長崎戦が来るので、連戦はわれわれのチーム力、総合力みたいなものでアドバンテージを取れると思っていて、結果が出ると思っていた中で、結果が出なかったことだけが残念です。それはすべて監督の責任であって、選手は戦ってくれているし、よく自分を表現したと思っています。ここから勝点3が取れるように、僕自身もっともっとチームがうまくいくように、またしっかりやっていきたいです。
ブラウブリッツ秋田
監督
気持ちでつかんだ勝点3。選手はどんなときも気持ちをぐらつかせることなく、本気の基準を毎日上げようとしている。これからも粘り強く、気持ちを込めて戦いたいと思います。そして、平日の夜にもかかわらず、熱量を込めて選手を後押ししてくれたサポーターの皆さま、本当にありがとうございます。これからも秋田一体でともに戦っていただけたら幸いです。 --前節で悔しい負け方をして、中3日での今日の勝利にはどんな価値があると感じていますか?結果にとらわれず、やるべきことをやり続ける。本気でサッカーと向き合い、日々の本気の基準を上げていく。球際に勝ち、走り続け、ゴールを目指し続ける。それを今日表現してくれたと思います。 --前半はなかなか自分たちの形に持ち込めなかったとは思うのですが、その中で選手はどんなプレーを見せてくれましたか?苦しみながらも走り続ける、一体感で。それが秋田の武器です。その気持ちが、粘り強く最後までやり抜ける選手たちですよね。これからも選手を信じて戦いたいと思います。
清水エスパルス
MF 6
竹内 涼
いまのこの状況を受け入れて、チャレンジするところを考えながらやっていますが、もっと思い切って良いかなと思います。自分も含めて、もっともっと出せるというのはありますが、より細かいところ。監督がコンセプトを植えつけている中で、もっともっと細かいところを見てやらないと土台もできないし、この結果が一時のものだけになってしまいます。この負けとか前節の引き分けは、強固なものを作り上げるチャンスだと思います。苦しいですが、止めないで作り上げるのが絶対に必要になってきます。 もちろん悔しいという気持ちはありますが、次また連戦がやってきます。試合もまだ半分あって、もちろん焦りとか、早く上に行きたいと思いますが、このチームは着実に上に行かなければいけません。秋葉監督を信じて、選手のより良い質、良い内容、良いメンタルのバランスがかみ合えば、さらに強いチームというか、勝ちを呼び込めるチームになると思います。
DF 5
北爪 健吾
チャンスを作っただけではダメだと思います。決めなければいけないし、状況を変えるという役割を与えられて、それはできたと思いますが、スコアに反映できなかったというのはチームの課題でもあるし、個人的な課題でもあります。 ベンチで見ていて、群馬戦のようにサイドが高い位置を取れそうだと思っていました。カツ(中山 克広)とスペースの使い方で、どちらかは裏へのランニングをして動きを増やそうというか、流動性を出そうとお互いが認識していました。交代してすぐチャンスも作れたし、入りも含めて良かったのですが、決め切れないとこうなってしまいます。 (クロスバー直撃のシュートは)ダイレクトという選択肢もありましたが、枠には絶対入れないといけないと思ったし、逆に相手に当たればイレギュラーなことが起きるということもあるので、トラップをしてシュートを打ちました。自信を持ってプレーできたからこそ、あのように抜けたと思いますが、跳ね返りを誰かが押し込めませんでした。 決めないと勝てないし、見ている人にもストレスがたまるゲーム展開になってしまいます。負けるならこの形しかないし、それをやらせないようにしなければいけなかったのに、スコア上もそうなってしまいました。相手のシュートは2本しか打たれていなくて勝てないというのは、ありがちだからこそ繰り返してはいけないと思います。