両チームに共通するのが早い時間帯での失点。金沢は4連敗中だが、そのうちの3試合は開始15分以内に失点を喫している。また、前節終了時点における同時間帯での失点8はリーグ最多となっている。仙台も6試合未勝利の中、そのうちの3試合で開始15分以内に失点。同時間帯での失点6は、複数チームと並んでリーグ3番目の多さとなっている。いかに早い時間帯での失点を防ぐことができるか。必然的にそれができたほうのチームが有利に試合を進めそうだ。事実、前回対戦では23分までに3点のリードを奪った金沢が、仙台の巻き返しをしのいで勝利を収めている。
また、金沢のもう1つの課題としては、自分たちの時間帯でなかなかゴールを決められないことが挙げられる。前節・千葉戦では後半立ち上がりに決定機を数多く作ったが、そこでゴールを奪えず、終盤に失点して敗れてしまった。一方、仙台はゴールを奪ったあとの試合運びに課題が残る。明治安田J2第23節・山形戦は1点差とした7分後、前節・栃木戦は同点に追いついた3分後に失点してしまっている。
金沢は連戦が明けて1週間の準備期間があったのに対して、仙台は公式戦5連戦の5試合目。しかも3試合続けて本拠地以外での戦いとなる。ただでさえ準備期間が限られている中で、13日に伊藤 彰監督との契約を解除。今年から伊藤監督体制を支えていた堀 孝史コーチが新監督に就任することとなった。「見ている人たちにも『躍動しているな』と思ってもらえるような試合ができるようにしていきたい」(仙台オフィシャルサイトより)と言う堀新監督は、短期間でどんな変化をチームにもたらすことができるだろうか。
[ 文:村田 亘 ]