まずはホームのいわき。田村 雄三監督就任後、順位が近い相手との直接対決で勝点を取り続け、前節は上位の大分と対戦した。大分も予想していなかった3バックを採用し、相手の良さを消して主導権を掌握。復帰戦となった山口 大輝の得点で先制すると、途中出場の岩渕 弘人が今季6得点目となる追加点を奪い、最終的に2-1で勝利を飾った。戦い方のオプションを増やした田村監督は今節、どんな手腕を発揮して無敗記録を伸ばしていくのか。
いわきにとって、ここからは上位陣との対戦が続く。明治安田J2第25節・水戸戦以上の集客が見込まれる試合を前に、江川 慶城は「夏休み期間で普段以上に多くの方が訪れると思います。いわきにサッカーチームがあること。J2にいわきFCがある盛り上がりも含めて、チームの良さを発揮して応援を力に変えて、ホーム戦は勝利を目指したい」と意気込んだ。
一方、自動昇格圏内を維持したい磐田は前節、今季のJ2で台風の目となっている群馬に苦戦。ビハインドを背負う展開となったが、金子 翔太の得点で追いつき、勝点1を積んだ。今節は鈴木 雄斗が出場停止のため、“対いわき”というシチュエーションで誰が右SBを務めることになるのか。また、直近6試合のうち4試合で先制点を献上。それでも、すべての試合で勝点を積みながら夏場を戦い抜いているが、アウェイ連戦となる今節は先手を奪い、試合を優位に進めていきたい。
前回対戦では終了間際にいわきがセットプレーから追いつき、勝点1を分け合う結果となった。互いに勝点3の持つ意味は異なる状況で、試合後に観客を沸かせるのは果たしてどちらか。
[ 文:柿崎 優成 ]
