前回対戦の印象が強く残っているカードだ。岡山のホームで行われた明治安田J2第20節は、2-1で東京Vが勝利。仙波 大志に先制点を決められたものの、齋藤 功佑のゴールで東京Vが追いつく。その後、チアゴ アウベスが退場して生まれた数的優位を活用して攻め込み、ほぼラストプレーの90+7分にFKから山越 康平が決めて劇的に逆転した。今季初の逆転勝利というのもトピックになったゲームだ。
城福 浩監督はいまの岡山の印象について、こう話す。
「後ろと前にいる選手がコンタクトに強い。真ん中にスキルの高い選手がいて、ラフなボールを入れるサッカーもできるし、間延びすれば中盤で組み立てることもできる。意識してコンパクトさを保ち、少なくとも両方を出させない守備をしたい」 前回対戦でヒーローとなった山越は「3バックで、能力が高い選手がいて堅い守備をする」と話した。東京Vはリーグ最少失点を誇るものの、攻撃面で課題がある。直近4試合で1得点1失点というのがその表れだ。
前節・いわき戦(0△0)で途中出場から東京Vデビューを果たした長谷川 竜也、関東大学リーグ1部の中断期間によって東洋大から合流している新井 悠太といったタレントを生かしつつ、攻撃に人数をかけて勝つための得点を狙いたい。
「何かを加える選手が必要だと思っている。勝利に貢献したい」 そう話したのは河村 慶人で、彼とともに負傷から全体練習に合流している副将の谷口 栄斗も鼻息が荒い。11試合ぶりのホーム戦勝利を目指す。
一方の岡山は前節、大分と対戦して鈴木 喜丈のゴールを守り切り、1-0でしぶとく勝利。佐野 航大が移籍して最初の試合となったが、「攻撃も守備も非常に良かった。勝利に値する試合」と木山 隆之監督は手ごたえを語った。前回対戦時の悔しさを晴らすべく、味の素スタジアムに乗り込む。
[ 文:田中 直希 ]