ホームの熊本は前節、アウェイで山形と対戦。4分に先制を許し、その後はボールを保持して相手を押し込みチャンスは作ったものの、前半のうちに2失点目を喫した。試合を通じたシュート数でも相手を上回りながら最後までゴールネットを揺らすことができず、これで10試合勝ちなしとなり、苦しい状況が続いている。
どんな相手にも自分たちの持ち味を発揮する時間は作れているため、“ここぞ”という場面を決め切ることが課題。「1本決めるだけでガラッと変わることは分かっているので、その課題に向き合い、やり続けるしかない」と大本 祐槻が話すように、できるだけ多くのチャンスを作り、先手を奪って優位な展開に持ち込みたい。
一方のいわきは、明治安田J2第21節・千葉戦から田村 雄三監督が指揮を執っている。シーズンを21位で折り返したが、後半戦に入ってからは4勝5分1敗と、しぶとく勝点を積み重ねてきた。田村監督体制になってから複数失点を喫したのは第25節・水戸戦のみで、前期と比べて失点を大幅に減らしているのが勝点獲得の要因の1つと言える。ただ、3分1敗となっている直近4試合で1得点と、得点が奪えていない。試合の流れをコントロールし、自分たちのペースで進められるようになってきたからこそ、結果につなげたい。
前回対戦の第19節では熊本から見て4-0と点差の開く結果となったが、双方の現状を踏まえると僅差の展開になりそう。中位浮上に必要な勝点3をつかむのはどちらか。
[ 文:井芹 貴志 ]


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