甲府は14勝5分13敗の勝点47で9位。巧みにボールを動かせる長谷川 元希、空中戦でも足元でもゴールに直結するプレーができる三平 和司が攻撃にバリエーションをもたらす。そこに新戦力を補強し、リーグ終盤戦とAFCチャンピオンズリーグに向かう。
甲府は前節・山口戦に敗れたものの、新加入選手の存在感が目を引いた。GKマイケル ウッドが先発して力強く守り、鹿島からの期限付き移籍で甲府に復帰した中村 亮太朗はパスセンスを発揮するだけでなく、自ら得点を挙げた。さらに前線ではクリスティアーノが決定機を演出。リーグ戦ではここ5試合勝てていないが、新しい力とともに調子を上げられるか。
仙台は10勝9分13敗の勝点39で12位。シーズン途中で就任した堀 孝史監督の下で組織を再整備し、サイド攻撃や、構えるときと前に出るときとのメリハリをつけた守備が少しずつ形になっている。前々節・大宮戦で12試合ぶりの勝利を収めると、前節・大分戦では今季初の逆転勝ちを果たした。
仙台は右の松崎 快、左の齋藤 学がドリブルやパスで攻撃に勢いを加え、守備でも献身的にプレー。さらに中央の長澤 和輝が攻守のバランスを的確にコントロールしている。前節に郷家 友太がチームトップの8点目を記録したり、左SB内田 裕斗が絶妙のポジショニングとシュートで決勝点を決めたりと、従来からいた選手たちも持ち味を引き出されている。さらに勢いを増すことはできるか。
[ 文:板垣 晴朗 ]


