清水は負けなし記録を『11』に伸ばすも、自動昇格圏浮上はならず
徳島ヴォルティス
FW 8
今までとは違い、だいぶチャレンジした結果の引き分けだったんじゃないかなと思うし、清水相手にこの短期間で準備してきたことを、これだけみんなが精一杯やれたというのはプラスになると思います。いま自分たちに課せられている課題は、勝点をどれだけ積み重ねられるかだけだと思うので、もちろん引き分けでOKなわけではないですけど、アウェイで勝点1というのは貴重だったんじゃないかなと思います。 --チャレンジしたというのは、どういうところでしょうか?監督が代わって2試合目で、前節もその前もそうですけど、本当に選手みんなが危機感を持ってやり切っている。それでも勝点を拾えない試合が続いていた中で、ここでしっかり勝ちを重ねていくというところで、監督含め、選手、スタッフがより一致団結しているなと練習からも感じます。 それは試合に出ているメンバー、出ていないメンバー関係なく、メンバー外の選手も含めて、練習の中で俺たちは絶対に残るんだという雰囲気作りをしてくれている。だからこそ、試合に出ているメンバーは責任を持ってやれていると思います。残り9試合もやることは変わらず、しっかり準備したいと思います。
後半は特に押し込まれる時間帯が多かったですが、全員で中を閉めて、一番やらせてはいけない場所を全員で埋めるというのも監督から言われてるところですし、1つはがされたら全員で中に戻っていくとか、そういうところも言われているので。全員で共通意識を持ってやれているので、粘り強い、押し込まれていても点をやらせないという試合展開に持ち込めたかなと思います。 --クロスは多少上げられてもいいと?そうですね。クロスを上げられても中に人数がそろっているので、そこははじき返せば問題ないという感じでやっていました。 --J2で一番点を取っている相手を無失点に抑えたことは自信になりますか。そうですね。個人としてもチームとしてもすごくポジティブだと思います。本当はこういう試合で勝つことができればもっと良かったですけど、0-0で無失点で終えられたことは、個人としてもチームとしても良かったかなと思います。
清水エスパルス
監督
まずホームでみんなが望む結果でなかったのは残念ですが、しっかりと全員がハードワークをして、ゼロに抑えました。最低限の勝点をモノにできたのは、サポーターの力も含めて最後の最後まで全員が戦って走ったからこそだと思っています。そこはよく最後の最後までファイトしたなと。それと同時に、こういうゲームがあと9試合続くんだなと思います。その覚悟を持たなければいけません。このゲームを勝ち切る何かを毎週毎週準備しなければいけないし、もっと言えば高めていかなければいけません。 累積やケガなどが重なってきている中で、チームの総合力が問われる戦いがあと9試合続きます。われわれの総合力が問われる9試合になると思います。緊迫感のある、痺れるゲームをどう勝ちにつなげるのか。守備のところが良くなってきているからこそ、どう点を取るのか。その答えが簡単に分かっていれば世界中で悩んでいないし、答えが簡単であれば、こういうゲームになっていません。 もう一度、準備期間のところで、こういう緊迫したゲームを想定しながらトレーニングできるかどうか。その中でクオリティーなのか、アイディアなのか、冷静さなのか、泥臭さなのか、執念なのか。そうしたものをもう一度全員で突き詰めて、いろいろなことをトライしながら、なんとかゴールをこじ開けること。ゴールを奪い取る術を、また1週間準備したいです。もう一度ホームでできるので、山形相手にゴールを奪って、必ず勝点3を取れるようにしたいと思っています。 --この試合を想定してきた中で、表現できなかったものは?最後のところで1つだけ落ち着けば、フリーな選手がいました。外からなら簡単に言えますが、マイナスにいたり、ファーにいたりは僕の目からは見えていました。最後のボックス内は落ち着きが持てるかどうかが大事なポイントだし、それが簡単でないのはやっている選手はみんな分かっていると思いますが、そこで冷静にやれば、意外と空いている選手がいます。 そこを見つけられるかどうか、そこに丁寧に通せるかどうか。また全員で突き詰めたいと思いますし、フィニッシュもかなり相手に当てているシーンがありました。小さく速い振りで振り抜いてしまうのか、それとも落ち着いてコースをズラして打つのかということも含めて、また映像で検証しながら、いろいろなことにトライしたいです。 --後半の入りは4枚だったと思うが、入りのプランはどういうものだったか?前半、すごく良い入りをして、途中なかなかハマらない時間が続いた中で、飲水タイムを挟んで徳島にどうプレッシングを掛けるのかで、良いボールの奪い方ができるようになっていました。無理にシステムを変えて[3-4-3]にすると、1トップで2センターを追うのが余計に苦しくなります。 前半は良いハメ方もできていたし、攻撃でも違和感なく、あともうひと押しのところまで来ていました。システムありきではなく、常に状況だとか、戦況を見つめながら常に最適解を見つけられるように、しっかりと最善の決断ができるようにあと9試合やっていきたいです。
徳島ヴォルティス
監督
両方にチャンスがありましたし、われわれも決定機がありました。われわれがヒヤッとするシーンもありました。なので、0-0という結果は妥当だったと思いますし、受け入れています。 このスタジアムのボルテージ、雰囲気というのは本当に日本有数のもので、気圧されておかしくない中で、われわれの徳島から来た、または各地から来られたポーターの皆さんが、一角からでしたけれども、数こそ少ない中でもずっと声援を送ってくれて、その中で選手たちは集中を切らさずに最後まで走れた。そんな試合だったと思います。 これまでのハードワークをするということ。自分たちに課された、決められたものを果たすということ。そういったことはしっかりとピッチの中ですべての選手が表現していますし、これまで順位としては下にいますけれども、今季キャンプから積み上げてきたもの、そして徳島ヴォルティスが歴史としてつないできたもの、グループで戦うということ、それが今日のピッチにもしっかりと反映されていた中での勝点1だったんじゃないかなと思います。なので、ポジティブな勝点1だと言わせてください。 エスパルスの圧力、個々人の力。特にルーズボールを収める力、カウンターで出ていくパワー、圧力。すべてがやはり素晴らしいチーム、選手たちだったと思いますし、僕たちもなんとか今日は選手たちの頑張りで彼らに近づきましたけれども、やはりまだトレーニングを積んで、意識を高めてやっていかなければいけないなということは感じました。ポジティブな勝点1、褒めるところ、良いところはたくさんありました。けれども、まだ上を目指せるんだなということも感じさせてくれた夜だったというふうに思います。
清水エスパルス
FW 7
神谷 優太
上位争いをしている中で引き分けてしまい、このようなことを言うのはおかしいかもしれませんが、久しぶりの試合で楽しんでプレーできたと思います。序盤は監督から言われていた距離感の部分は意識するようにしていたし、自分が動いて、どのポジションにも絡むことができるような距離感を作れたと思います。前節・秋田戦は距離感が遠いところがあったので、そこは今週の練習を通して言われてきたところでもありました。そこは自分が起点になってゲームを作らないといけないと思っていました。 セットプレーは決めていかなければいけないと思います。そこで点を取れたらラクな展開になったと思うし、もっともっとセットプレーの練習には集中しなければいけないと思いました。 チームでもフィニッシュの部分は課題になっています。複数点を取れていないというところがあって、それはクオリティーなのか、コミュニケーションなのか、アイディアなのか。まだ分かりませんが、こういう試合が続いていくと思うので、そこのクオリティーを上げていかなければいけません。もう少し強引なプレーもあって良いのかなと思っています。 今季は引き分けが多々あると思いますが、今まで引き分けてきたことを無駄にしてはいけないと思います。引き分けを生かせるように、次の試合が大事になってくると思います。一瞬一瞬気を抜かずに、日々のトレーニングや過ごし方を大事にしていかなければいけません。
DF 5
北爪 健吾
結果がすべてなので、途中から出てスコアを動かせなかったというところに責任も感じているし、結果を出せなかったのがすべてだと思います。 途中から入ったときには停滞気味だったと思っていたし、どこか雰囲気も、ギアも上がり切れていないという印象がありました。相手のペースに合わせざるを得ない状況があったので、両サイドが代わるということでもう少し相手にプレッシャーとか、圧力を掛けられるポジションを取って、あとは取ってからのカウンターを意識して入りました。 (停滞していたのは)プレスに行くときに止まってしまうシーンが多いと思っていました。もちろん相手のうまさもあって、出ている選手にしか分からない状況があると思うし、ベンチから見た景色がすべて正解ではないと思いますが、個人的にはそこで思い切るところとか、力強さは足りないと思っていました。前半の最初は良い形でボールを奪えていたので、それが続けられたらもう少し相手にとってイヤなプレーが増えていたと思います。