前節・秋田戦は難しい戦いになった。前半から秋田のロングボールに苦しみ、ボールを前に運べない。なんとか前半は無失点で耐えたが、後半開始早々のCKだった。古巣対決となる水谷 拓磨のキックにGK権田 修一がまさかのパンチングミス。これが直接ゴールに決まり、1点のビハインドになった。それでも、73分にCKからカルリーニョス ジュニオが3試合連続ゴールを決めて、同点に追いついた。秋葉 忠宏監督は「全員が望んだ結果でなかったのは残念だったが、最低の結果ではなかった」と振り返った。試合前日に磐田が敗れたため、勝てば2位浮上となるところだったが、そのチャンスを逃した。それでも前を向く。今節から得意のホーム2連戦。ここで勝利を挙げて、自動昇格圏に入っていきたい。
一方の徳島は前節、金沢と対戦した。徳島はこの試合の前にベニャート ラバイン監督との契約解除を発表し、吉田 達磨氏が新監督に就任。前々節・山口戦からメンバーを少し替え、永木 亮太を初先発させる。試合はいきなり徳島がチャンスを作った。3分、柿谷 曜一朗がワンツーで抜け出してシュートを放つが、これはGKのファインセーブでゴールとはならない。しかし39分、永木のスルーパスを右サイドで棚橋 尭士が受けてクロスを放り込むと、西谷 和希がワントラップからシュート。ボールはクロスバーに直撃しながらゴールに吸い込まれ、この1点を守り切った徳島が2連勝を果たした。
初陣を勝利で飾った吉田監督は「今日はホッとしたし、安心した。これだけ多く来ていただいたサポーターの皆さんに笑顔と勝点3と夏休みの思い出を持って帰っていただいて、本当に良かった」と話している。4戦負けなし、そして監督交代によるブースト。現在17位の徳島は勢いに乗って、順位を上げていきたい。
[ 文:田中 芳樹 ]

