では、Bグループの順位表からご紹介したい。
4クラブのうち上位2クラブが勝ち上がり、6月に開催されるプレーオフステージに進出するレギュレーション。現在は1位・広島が勝点6、2位・清水が勝点5、3位・名古屋が勝点4、4位・徳島が勝点1という状況。徳島がここから勝ち上がるためには勝利を積み重ね続ける必要がある。今節の清水戦に敗戦すれば、他会場の結果によってグループステージ突破の可能性消滅もあるだけに、是が非でもホームで勝利を目指したい。一方で、清水は総合力の違いを発揮し、順当に勝点3を積み上げたい状況。
両者の前回対戦を振り返る。
3月2日に行われたBグループ第2節は1-1の引き分け。先制したのは徳島だった。児玉 駿斗のスルーパスに杉森 考起が抜け出し、相手守備者がペナルティーエリア内でファウルの判定でPKを獲得。これをムシャガ バケンガが冷静に沈めてリードした。ダニエル ポヤトス監督は試合を振り返りながら「率直にうれしく思っています。理由はチームとしてしっかり戦ってくれましたし、しっかりと自分たちのプレーを表現してくれたと思うからです」と言葉にしたが、先制後も良い流れで試合を進めた。また、プロ8年目にしてJデビューを飾ったGK松澤 香輝の好セーブもあって勝利の雰囲気も漂った。
しかしながら、清水が明治安田J1で活躍する主力級選手を4枚代えで一気に投入すると流れは激変。鈴木 唯人がドリブルで輝きを放つなど、徳島は防戦に。そして、清水は良い位置でFKを獲得すると、神谷 優太が右足一閃で華麗に決めて同点。徳島はあと一歩で勝利を得られた一戦だったが、清水は限られた時間でも結果を残せる個の力を証明した一戦となった。
今節のポイントは連戦対応。
両者とも連戦真っただ中。徳島は公式戦9連戦の2戦目にあたり、清水は同5連戦の4戦目にあたる。特に徳島はここから長丁場を迎えるだけに、可能な限り負傷離脱のリスクを軽減したく、コンディションを一定に保ち続けることが重要になる。
そこで、両者ともケガからの復帰組を中心に注目したい。徳島は佐藤 晃大や石井 秀典といったベテラン勢が復帰しており、高卒ルーキーのオリオラ サンデーや玄 理吾をはじめ、若手選手は継続して良い準備ができている。「出遅れてしまったので、チームの力に早くなりたいと思っています」(佐藤)。一方の清水は直近のJ1第8節・G大阪戦(1△1)でチアゴ サンタナが今季初のベンチ入りを果たし、序盤戦を離脱していた松岡 大起もリーグ戦2戦連続でベンチ入り。ともに途中からピッチに立ち、今季の公式戦初出場を果たしている。この2選手以外にもホナウド、オ セフン、後藤 優介などが出場時間を増加させ始めており、今後が楽しみな状況だ。
グループステージ突破に向け、徳島は勝利で可能性を残せるかどうか、清水は順当に勝点を積み上げられるかどうか。ミッドウィークの夜が熱を帯びる。
[ 文:柏原 敏 ]


