仙台は前節、いわきとのアウェイ戦を2-2で終えた。立ち上がりは相手のロングボールで背後を狙われ、18分にクロスのこぼれ球をねじ込まれて先制を許すも、氣田 亮真のPKで前半のうちに追いつく。後半は右サイドでボールを動かしながら、逆サイドに走り込んだ鎌田 大夢がクロスを頭で押し込んで逆転に成功。しかし守備で粘り切れず、またもゴール前のこぼれ球を押し込まれた。
この結果により、仙台はJ1昇格の可能性が消滅した。堀 孝史監督は「非常に悔しいが、まだ続くので、一試合一試合戦っていきたい」とコメント。最大の目標を失った直後の秋田戦では、いま一度チームが奮起できるかがポイントになりそうだ。
秋田は先週、大雨災害で延期になっていた明治安田J2第26節・町田戦に臨み、1-2で競り負けた。CKの流れから、クリアミスを相手に拾われて先制点を与えたが、そこから立て直し、41分に畑 潤基のFKを才藤 龍治が合わせて追いつく。しかし、前半終了間際にCKのクリアボールをワンタッチで決められ、勝ち越しを許した。後半はセカンドボールの回収で優位に立って、複数の決定機を作ったが、決め切れなかった。
秋田はこれが5試合ぶりの敗戦に。リーグ戦の最終盤で右肩上がりとはいかなかったが、才藤が「僕たちのやりたいサッカーを表現できたことはプラス」と振り返ったように、縦への速さを発揮して最後まであきらめずに戦ったことは確かな収穫だ。
チャンスはある。それを決めるだけ。今季はそうした展開が多い秋田にあって、青木 翔大は「個人としてもチームとしても得点が多く生まれていないが、確実に昨季よりはチャンスが増えている。いまは地に根を張っている段階。それが大きく花開いたときに一気に得点は生まれると思う。それを信じて僕らはやり続けるだけ」と前を向く。そのひたむきな努力を、5月7日以来のホームでの勝利に結びつけたい。
[ 文:竹内 松裕 ]

