町田が小刻みに得点を重ねて快勝。初のJ1昇格を決める
FC町田ゼルビア
DF 14
--悲願のJ1昇格を決めました。いまの心境は?まだ実感が湧かないですが、次の試合に向けて準備をして、優勝を決めたいという気持ちがあります。日本に来て4年目で昇格するためにプレーをしてきましたが、実際にその瞬間になったら、意外と冷静な自分がいると思っています。 --直近のJ2第26節・秋田戦で出場機会がなかったあとの試合でした。悔しい気持ちをぶつけたかったのでは?直近の秋田戦に出られなかったぶんも、この熊本戦を完封勝利で終えることができて、とてもうれしい気持ちでいっぱいです。
--勝負を決定づける3点目を決めました。ゴールシーンを振り返ってください。サイドを突破した中で、ゴール前のこぼれ球を決める形になりましたが、あのエリアに入っていくことは言われていました。結果的に遅れて入っていく形になりましたが、相手もおらず、ポッカリとしたスペースにボールがこぼれてきて、フカさないことを意識して打った中で決まって良かったです。2試合連続でゴールを決められたことに関しては、それ自体が選手の価値につながりますし、2試合続けて決めることができてうれしいです。 --昇格に対するご自身の貢献度はどう捉えていますか?あまり貢献できていないですが、試合に出ている、出ていないに関係なくやることがチームだと思います。自分が出たときに何ができるか。それも大事ですし、チームメートの普段の振る舞いが周りに刺激を与えることもあります。試合に出ている選手たちだけで勝ち取ったわけではなく、チーム全員で勝ち取った昇格かなと思っています。
ロアッソ熊本
監督
ゼルビアのサポーター、選手、スタッフ、関係者の皆さん、J1昇格おめでとうございます。1年間の成果が報われたと思います。今日は9,000人くらいの方が集まってくれたのですが、その皆さんの前で0-3という結果は、非常に残念でなりません。まだあと3つありますので、ぜひ前を向いてやっていきたいと思います。 --田辺 圭佑選手から阿部 海斗選手への交代の狙いを教えてください。点を取りにいきました。右のアウトから、阿部 海斗にボールを入れさせるのが狙いでした。 --ゲームを通じては、前半に平川 怜選手の決定機等もあり、天皇杯準決勝・柏戦のあとに言われていた仕掛ける部分は出せていたと思いますが、得点に結ぶにあたって足りなかったことは何でしょうか。前半から、「さあこっから」というときにそこのミスというか、そこの精度みたいなものが足りなかったと思います。 --先制点が流れを変えたように感じますが、最初の失点場面で、もう少しこうできたらという部分があるでしょうか。寄せなきゃダメでしたね。レフェリーとぶつかりましたね。
FC町田ゼルビア
監督
試合までの1週間は生きている心地がしませんでした。歴史を変えるという重圧がずっと重くのしかかっていました。そう簡単に歴史を変えることはできないだろうと選手たちにも日々声かけをしてきましたが、晴天の熊本の地で町田の歴史を塗り替えられたことに感謝するとともに、うれしく思います。ここまでを振り返ると、選手全員がプロ1年目の監督が言っていることを誠実に受け止めて、やるべきことを実践してくれました。また、取り組みに関しても何の不満も言わずについてきてくれて、今日のメンバーだけではなく、メンバー外の選手たちも含めて、一切手を抜くことなく、練習に取り組んでくれました。 今日の試合の最初は多少硬さが見られた内容でしたが、宇野 禅斗のミドルシュートから目を覚ましたかのように、後半に関しては何も言うことがない素晴らしいゲームをしてくれたという印象です。もちろん、熊本さんの高いクオリティー、パスワークに翻ろうされる場面はありましたが、しっかりと足を運び、コースを消し、体を寄せることで決定機を作らせず、出場したメンバーが奮闘してくれました。ただ、まだシーズンは3試合残っています。春先に掲げたJ2優勝という目標を達成できていません。このホーム最終戦(次節・金沢戦)でしっかりと勝つことにより、ファン・サポーターの皆さん、そして43万人の町田市民の方々と優勝を分かち合いたいと思います。そのときに初めて感謝の気持ちを伝えたいです。関係各位の方々に感謝するとともに、J1を戦う上で恥じないサッカークラブとなれるように、切磋琢磨しながら成長を遂げていきたいです。 --髙橋 大悟選手を先発で起用し、ゴールという結果を残しました。今季のチームは出場機会に恵まれていなかった選手が出た試合で活躍する傾向にあります。1年間を通じて定着や安定がチームの成長を妨げると働きかけてきました。常に燻っていた時期はあったかもしれませんが、試合に絡まないメンバーをほかのコーチ陣がしっかりと指導してくれましたし、どういう取り組みをしてきたか、常にそういう情報を入れながら、相乗効果を出すために1年間競争させてきました。また、対戦相手によってはボールが中盤を飛んでいくようなサッカーをするチームもありますし、ひたすらインテンシティーの高いチームもある。あるいは今日の熊本さんのように、後ろからしっかりとポゼッションをしてくるチームもあります。相手の特長を踏まえた選手を起用することでチームに貢献できる循環を作れるように、私自身もブレずに采配を振るうことができました。出た選手が力を発揮することでチームに良い循環を生んでいたと思います。
ロアッソ熊本
MF 17
平川 怜
--ゲームの中で流れが変わったと感じた部分はあったでしょうか。前半はそうでもなかったですが、先制されると厳しい展開になるので、そこは良くなかったと思います。 --後半に入ってボールを運べなくなっていましたが、ピッチ上で感じたことは。前半よりも良い形を作れなかったと思います。最初のタイミングで(パスを)つけられれば良かったですが、そこを逃してどんどん追い込まれていくような形になったので、そこは課題だと思います。 --オフサイドの判定で得点にはなりませんでしたが、岡崎 慎選手の縦パスを受けてからの長い運びが良い形につながりました。あそこに出してくれると自分はありがたいですし、そこからはうまくターンできたと思います。ああいうシビアなボールをもっとつけていかないと状況は変わらないと思うので、そこは要求していきたいと思います。 --次節からの残り3試合、今日のゲームも踏まえて見直しが必要だと感じる点は?前半の入りのような形を続けないといけないですし、そこで点を取らないといけないと思います。得点が取れていないので、自分としてはもっともっとゴールに関わるプレーをしないといけないと思います。
MF 8
上村 周平
--ゲームの中で分岐点になったと感じるところはあるでしょうか。前半はわりと良い形を作れていて、オフサイドになってしまいましたが、ゴールに迫るシーンも数多く作れていたので、どこかで点が欲しかったです。また、自分のクリアミスになってしまったのですが、前半の終わりの失点がもったいなかったなと。0-0で後半を迎えていたらまた違った形にできただろうし、点を取りにいかなきゃいけない状態を作ってしまうと、どのゲームも難しくなることは経験していたので、0-0でゲームを進めなきゃいけなかったと思います。 --残り3試合。清水、甲府、山口とそれぞれに懸けるものがあるゲームになります。今日の試合をどうつなげていきますか?自分たちはやり方を大きく変えることはないですし、今までやってきたサッカーをやるだけだと思います。その中で先制点というのはどの試合でもカギを握ってくるのかなと思いますし、やっぱり点を取ると勢いが増して熊本らしいサッカーができると思うので、先制点にこだわってやっていきたいと思います。