電光石火の先制点。町田がJ2優勝に花を添える無失点勝利
ツエーゲン金沢
試合の入りでヘディングシュートまで持ち込めたので、個人としては良い試合の入りができました。 --奥田 晃也選手との連係プレーも交えながら、相手の左SBの裏のスペースを突く形を多く作れていました。シーズンを通してずっとやってきたことですし、狙いどころとしてきたことです。自分が良いポジションを取れば周りの選手が使ってくれたりしましたし、ゴールにはつながらなかったですが、良い形を作れる場面はあったと思います。 --前節の結果により21位以下が確定した状況で試合を迎えました。気持ちの面ではある程度吹っ切った形で臨めたのでしょうか。選手はやるしかないですし、少しでも21位の可能性がある限り、やり続けるしかありません。立ち上がりの失点は悔やまれる場面ではあります。結局その1点が決勝点になってしまいましたし、シーズンを通して、早い時間帯に点を取られることが多かった中で、今日の試合もそういう形になってしまいました。試合の入りの部分を改善できずにシーズンを進めてしまったことが、こうして首位相手の試合にも表れてしまいました。
試合の入りで町田さんが圧力を掛けてくる形から先制点を取られましたし、そういう抜け目なさに優勝するチームの強さを感じました。その後は自分たちの時間帯もありましたし、チャンスを作れたので、そこで決め切れないことがこの結果になってしまいました。残りの2試合ではしっかりと修正して臨みたいです。 先に取られるとほぼ負けています。シーズンの序盤は先に取られてもエネルギーを出して反撃ができたり、交代選手が活性化してくれることで挽回できることもありました。でも、次第に勝てなくなってから、そういうエネルギーが乏しくなっていました。前節の結果で気持ちも吹っ切れましたし、少しは自分たちの良さが出たので、もっともっと出していきたいです。
FC町田ゼルビア
監督
試合前日の時点で他会場の結果によって優勝というニュースが入ってきましたが、難しい試合になりました。立ち上がりのゴールがより緊張感を生みましたし、守勢にさせてしまった傾向がありました。ただ、クリーンシートで勝ち上がると志向してきたサッカーをハーフタイムにもう一度確認し合い、選手たちが実践してくれることでなんとか1-0で勝つことができました。 振り返れば、春先にJ2優勝・J1昇格を掲げ、コンセプトやベースを確認しながらここまで積み上げてきました。また、エースのエリキの離脱や招集される代表選手が多かったといった、いろいろな事情がありながらも、なかなか自分たちの思うような展開に持っていけなかったことは歯がゆかったですが、その中でも選手たちが奮起をして、パワーをつけて臨んでくれました。どのチームよりもわれわれの日常が絶対的に勝っていると、自信を持って試合に臨ませたことで、1-0という一番理想的な形でこの試合を締めくくれたことをうれしく思います。 さらにこのホーム最終戦には多くの方々にご来場いただき、その中でセレモニーを通じて、感謝の言葉を伝えることができました。長年支えてくださったファン・サポーターの皆さんにとっては、待ち望んだ優勝だと思います。こうしてクラブの歴史に1ページを刻めたこと、また来年にはJ1という新しい舞台で戦えることを本当にうれしく思います。選手たちには今日が来年へのスタートだと伝えていましたが、FC町田ゼルビアという名前をJ1のステージに轟かせられるように準備をしていきます。
ツエーゲン金沢
監督
立ち上がりに失点をして、今までもずっと言ってきたマーキングの距離も遠いので、多少イレギュラーな形でしたが、先にやられてしまいました。それはシーズンを通して、なかなか変わらないことでしたし、残念な入りでした。ただ、そのほかの場面は自分たちのミスからのピンチはありましたが、怖がらずにボールを奪おうとしたし、相手ゴールも目指したので、残り2試合も最後まであきらめずに戦わせるようにします。 --序盤、ディフェンスのミスがありました。0-0のときはそうでもなかったと思いますが、0-1になってからは多少バタバタしたかなという気はしました。 --前半から町田の左SBの背後のスペースを突く形が目立ちました。シーズンを通して取り組んできたことでした。分かっていても難しいことがあって、相手にとっても分かりやすい部分はあったと思います。CBからもう1つボールを動かしてから進入するとか、ライン間も使うとか、そういう場面は作れていたと思います。奥田 晃也がフリーな状況もあったので、奥田を使ったあとに得点までつなげられなかったことは残念です。 --優勝が決まっている状況の相手との試合に向けて、選手たちにはどんな声をかけたのでしょうか。休み明けにはなぜサッカーをやっているのか。なぜやり始めたのか。楽しいから面白いから好きだから、サッカーを通してうれしいこともあっただろうと。そういうことを思い出してサッカーをやろうと話しました。今日も勝ってはいないですが、負け始めてからは相当苦しんでいました。前節が終わったあともツラい思いをして悲しい気持ちをしている様子が大きかったので、それを忘れてサッカーの楽しさ、サッカーを始めたころの気持ちを強く持って、試合に臨もうと話しました。立ち上がりのプレーがなければかなり自信を持ってやれたんじゃないか。相手の強みと狙いどころはハッキリしていて、選手たちは対応していたので、結果が残念です。
FC町田ゼルビア
GK 42
福井 光輝
--試合終了直後は“男泣き”でした。いろいろな思いが涙にこもっていました。感動しました。試合前日に清水の結果によってJ2優勝は決まっていましたが、勝って優勝セレモニーを迎えることにこだわっていました。それがチームの1つの目標でしたし、そういう気持ちで臨んだ試合だったので、あらためて試合が終わったあとに優勝したんだなと実感しました。そしてスタンドのお客さんの姿を見たら自然と涙が出てきました。そんな僕をチームメートは抱擁してくれました。クラブに携わる方々がいて、優勝は成し遂げられたことだと思います。皆さんに「おめでとう」と伝えたいです。 --1-0で勝ち切ったのは今季のチームを象徴しているのでは。確かにそうです。ただ、序盤の先制点で守勢に回りましたし、その中でうまく耐えることができましたが、攻撃の面ではもっと厚みを出さなければ。もっと相手のボールを取りにいかないと。
FW 27
平河 悠
--今季はU-22日本代表に選ばれたり、J1昇格やJ2優勝もありました。どんなシーズンでしたか。すごく充実していましたし、実力不足をまざまざと見せつけられましたが、少しずつ改善しながら、毎日自分を追求してやってきました。体重も少し増えましたし、筋肉量も増えたので、最終的に動ける体にはなったかなと思います。J1は技術的にもレベルが上がると思いますが、トライしていきたいです。 --来季はJ1への挑戦です。自分の特徴はJ1でも通用するという感触があるので、引き続き自分の特徴を出していきたいです。
MF 7
荒木 駿太
--シャーレを掲げた心境は?こんな経験をできたことがうれしくて、チームメートに感謝の気持ちでいっぱいです。ホッとしていますし、うれし過ぎます。優勝できたことはチームメートのおかげですし、応援してくださったファン・サポーターの皆さんのおかげです。 --後半のシュートチャンスは決めたかったですね。ループシュートで狙いましたが、こういう試合で決められるような選手にならなければいけないです。あの場面で決められないことも僕らしいと思いますが、決めないとJ1では厳しいと思うので、J1で勝つためにも黒田 剛監督が話している「1本中の1本」を決められるようにしたいです。しっかりと決められるような練習をしていきたいです。