アディショナルタイムにドラマ。武の逆転ゴールで鹿児島が今季初白星
徳島ヴォルティス
前半の流れが良い時間帯に得点できず、1点先制して流れが良かった時間帯に追加点が取れなかった。自分たちに流れが傾いているときに点が取れなかったのがいま、チームの抱える問題点だと思う。相手は先制されてガツガツ行かないといけない状況の中で、自分たちはボールをつなぐことができず、クリアも中途半端になってしまった。つながなければいけないところで蹴ってしまって、それも相手に拾われて、なかなか自分たちのリズムを作れないうちに得点されてしまった。 --後半は相手の圧力が上がったのか?つなぎながらリズムを作ろうとするところで何度も相手にボールを渡してしまい、相手に2次、3次攻撃のチャンスを与えてしまった。圧力はそこまで感じなかったが、コミュニケーションや意思疎通がうまくいっていない部分があった。リードした状況で、チームとしてどう勝ちにいくか、つないでいくのか、ディフェンスラインを押し上げていくのか、戦い方を統一できずにバラバラになったところがあった。 --後半、フォーメーションが変わった。ちょうど失点した直後に[4-2-3-1]から[3-4-3]に変わった。あの時間帯のシステム変更はプランどおりだが、失点をするとは思っていなかった微妙なタイミングだったので、攻めの一手なのか、守りの一手なのか難しいところもあった。いずれにしてもどんなシステムでも自分たちが対応して動けなければいけない。 --次節・秋田戦への意気込みを。ここ2試合、サポーターのために勝利を届けられなかった。次のホームの秋田戦は絶対に勝ちます!
鹿児島ユナイテッドFC
監督
実際の開幕戦はアウェイの群馬だったが、われわれのホームでの初戦はわれわれにとって二度目の開幕戦と位置づけて準備してきた。ファン・サポーターの皆さんと一緒に戦って、勝点3が取れてうれしく思っている。 前半の25分ぐらいまでは個の能力が高い徳島に対応するのに時間がかかったが、そこからは自分たちのペースで進められた。前節と同じようにスコアレスで折り返し、先制することを意識して後半に入ったが、やはり先制されたところは今後の修正点になる。ただ、それでも同点に追いつき、逆転できたところは選手たちがよくやってくれた。 同点ゴールも逆転ゴールも、チームで取れた。鈴木(翔大)のゴールは彼の特徴を周りが理解してこそ生まれたものであり、武(星弥)にしても初めてのJ2という舞台でゴールを決められたというのは彼の努力のたまものだと思う。ホームの声援はわれわれの力を引き出してくれるとあらためて感じた試合だった。
徳島ヴォルティス
監督
前節・甲府戦で大敗したので、今節の鹿児島戦は気持ちを引き締めつつ、選手がリラックスして力を発揮できるようにして試合に臨んだ。逆転負けを残念に思う。 立ち上がり、鹿児島のハードワーク、プレスが予想された中でも、しっかりとボールを走らせることができた。できれば前半で1点欲しかったが、前節を考えれば前半を0-0で終えたことは悪くなかった。後半、われわれのミスからプレッシャーを受けてしまったが、盛り返して先制することもできた。そこから鹿児島の圧力が強まる中で、3バックに変えて対応しようとしたが、いま思うと押し返す力がわれわれになかった。良い入りができて形式も作れたが、結果につながらなかったところに、持っている力を出せなかったこと、選手の力を引き出せなかったことを感じている。 すぐに次の秋田戦がやってくるので、この結果を受け入れ、受け止めて、選手と一緒に立ち上がって次の試合に向かっていきたい。
鹿児島ユナイテッドFC
FW 34
鈴木 翔大
--同点ゴールのシーンを振り返って。ビハインドの状況で途中出場したので、早めに同点に追いついて逆転したいと思っていた。反撃ののろしということで、早めに同点ゴールを決められて良かった。 ベンチで試合を見ていて、相手の守備も時間が経つにつれて割れてくるのを感じていたので、空いているところに入れば必ずゴールは生まれると思っていた。(米澤)令衣から良いボールが入ってきたので、触るだけだった。自分の持ち味は高さであり、それをチームメートも分かって日頃から練習していて、意思疎通していたことが試合で出せた。 --7,000人を超えるサポーターが盛り上がっていた。鹿児島がJ2に戻ってきて、あるべき場所に帰ってきたという盛り上がりを感じた。ホーム開幕戦で1つ勝てたことは、これから鹿児島の熱量をJ2に届けていく良い機会になった。こういう良い試合をこれからも一戦一戦続けていきたい。
FW 46
武 星弥
--どんな思いで後半、ピッチに立ったのか?ビハインドの状況だったので、自分の持ち味であるゴールへのどん欲さをどんどん出していこうと思ってピッチに立った。 --逆転ゴールのシーンを振り返って。興奮していてよく覚えていないが、こぼれ球がありそうな場面で「こぼれてこい!」と思っていてそのとおりのボールが来たので、あとは冷静に、練習どおりに迷わず振り抜くだけだった。 --ホーム開幕戦でのゴールだった。鹿児島のサポーターは熱い方が多く、そういう人たちの期待を背負ってピッチに立っている。その期待に逆転ゴールで応えることができたのが何より良かった。