仙台と山形。“みちのくダービー”として歴史を積み重ねてきたカードが、今季まずは仙台のホームにて、勝点1差の状態で始まる。
アウェイの山形は、ここまでの9試合で4勝1分4敗の勝点13で11位。前節はホームで鹿児島を2-0で破って、勝敗数を同じにした。
流動的なポジションチェンジやワンタッチパスを交えた攻撃で相手守備を崩す力を持つ。相手がショートパスを警戒すれば、前節の先制点のようにCB
安部 崇士の正確なフィードから
イサカ ゼインが仕留める一発もあり、攻撃の形は多い。前節でトップ下を務めた
後藤 優介や、パスが正確なボランチの
南 秀仁が攻撃のつなぎ役として大きな役割を果たす。そんな中、
氣田 亮真と
加藤 千尋は昨季まで所属していた古巣との試合を迎える。
一方の仙台は、ここまで3勝5分1敗の勝点14で8位だ。アウェイでの前節・藤枝戦は51分に追いつき、1-1の引き分け。連敗を阻止してホームに戻る。
最前線から激しいプレッシングを組織的に仕掛けて主導権をもぎ取るスタイルで、ここまでの総失点6はリーグ最少。プレッシャーの勢いを攻撃につなげ、得点を重ねたいところだ。ボランチの
工藤 蒼生や
長澤 和輝が展開するパスや、それを受けて前に出る
相良 竜之介やSB
石尾 陸登らの迫力は見ものだ。また、元山形の
中山 仁斗には前節に続くゴールが期待されている。
山形は前節の勝利で勢いづき、一方の仙台はホームの大きな後押しを受けられる。チケットの売れ行きも好調で、盛り上がること必至。両チームが前に出る攻め合いに期待したい。
[ 文:板垣 晴朗 ]