ホームの清水は、リーグ戦で5試合負けなし。前節はアウェイで開催された岡山との上位対決を制し、今季初のリーグ戦4連勝を飾った。4月24日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦ではPK戦の末に富山に敗れたものの、チーム状況は悪くなく、首位の座を維持している。
一方、栃木は6試合白星から見放されている。現在は開幕直後に続く2連敗を喫し、いま一度方向性を見つめ直しているところだ。チームに新しい風を吹かせるべく、多少のメンバー変更があってもなんら驚きはない。
清水にとって追い風となるのは、ホームゲームでの戦績だ。明治安田J2第8節・徳島戦こそ1-1のドローで終了したが、そのほかの4試合は全勝。そのうち3試合でクリーンシートを達成するなど、秋葉 忠宏監督が常日頃から口にしている「ホームで負けないチーム」になってきている。
3試合連続ゴール中の北川 航也は「前半で試合を決めるくらいの勢いが必要」と意気込んでおり、チームに緩みは見られない。開幕直後に合流し、現在は途中出場をメインに出番を増やしつつあるドウグラス タンキも「このチームには特徴的なFWがそろっており、総合力の面で非常にポジティブ」と胸を張る。連戦の真っただ中でも“総力戦”で勝利を目指し、秋葉監督が要求する「大型連勝」へとつなげていきたい。
ちなみに、秋葉監督と栃木を率いる田中 誠監督は同じ1975年生まれで、アトランタ五輪で“マイアミの奇跡”を成し遂げたときのチームメートでもある。監督として再会する2人の“盟友対決”という面でも注目の一戦だ。
[ 文:榊原 拓海 ]

