アウェイの群馬は1勝3分10敗の勝点6で20位。前節で5連敗を喫したことを受け、5月6日付で大槻 毅前監督との契約を解除し、武藤 覚ヘッドコーチの監督就任を発表した。内部昇格となった武藤新監督は、準備期間が短い中で基本線は継続しつつ、勝つための方策をプラスするだろう。それまでは5バック気味に構える守備でゲームに入って逆襲を狙うことが多かったが、5連敗中は守備が機能せず、複数失点を喫していた。そのため、まずは守備面の立て直しを図りたいところ。一方の攻撃面は、佐藤 亮の左足の高精度キック、平松 宗のポストプレーとフィニッシュ、川上 エドオジョン 智慧の推進力など鋭い武器が多い。豊富なパターンのセットプレーも点に結びつけられるか。
ホームの仙台は、ここまで6勝5分3敗の勝点23で6位。4月は足踏みしていたが、5月は連勝中。ホームに戻ってさらに連勝を伸ばそうとしている。しかし、前節の鹿児島戦は森山 佳郎監督が「勝ったのは点数だけ」と評したように、先制後は攻守ともにトーンダウンしたことで苦戦してしまった。それでも、GK林 彰洋を中心に相手のシュートコースを限定する粘りの守備を披露し、無失点で逃げ切った。持ち前の高い位置から激しくプレッシャーを掛ける守備を取り戻し、主導権を握ることが今節のポイントになる。中島 元彦の強烈なミドルシュート、相良 竜之介の突破と得点センス、オナイウ 情滋の速さとクロスなどを生かし、チャンスを確実に点へ結びつけたい。
[ 文:板垣 晴朗 ]


