分水嶺は35分。鹿児島が今季初の連勝をつかむ
鹿児島ユナイテッドFC
監督
ホームだけでなく、大分からも多くのサポーターが駆けつけて、良い雰囲気のスタジアムの中で試合ができたので、監督から見て選手は幸せだなと思った。こういう雰囲気でできるのは当たり前ではなく、いろんな人の努力でできているということを忘れずにピッチに立つことを選手たちに伝えた。 試合については、立ち上がりに大分の圧力を受けることが多かったが、背後を狙うことは試合前から強く伝えていた。何度か良い動き出しと、良い背後へのボールが出ていて、結果的にそれが相手の退場につながった要因だった。そこからの鈴木(翔大)のゴールがわれわれに大きな流れをもたらした。 後半、相手がもう1人退場して、その中でもわれわれはリスク管理しながらも、得点を多くという意識を持って臨んだ。3得点はわれわれの現状からすると良いのかもしれないが、最終的な得失点のことなども考えるともっとどん欲にゴールを目指して、さらに追加点が奪えたらなお良かった。 今季2敗している大分に対して、数的有利ということもあったが、ホームでしっかりと勝点3を取れたことは選手たちがよく頑張ってくれた。
大分トリニータ
監督
アウェイにもかかわらず大分サポーターがたくさんこの白波スタジアムにお越しくださり、われわれの後押しをしてくださった中で、こういう残念な結果になってしまった。本当に申し訳なく思う。悔しい思いをして、また大分に帰っていただくことが、自分自身も悔しいし、選手も悔しさを表していた。この負けの責任は私自身にあるし、ゲームでも2人退場になって、失点の仕方も非常にもったいない部分があり、ゲームを難しくしてしまったと思う。 1人少なくなった状況の中でも、フィールド9人で0-1の状況をできるだけ長く続けながら、あわよくば1点をというプランで選手には伝えていた。後半の飲水タイムの前後で攻撃的にいくかどうかを探っていたのだが、2点目を失ってからはもう行くしかないという中で、交代を考えていたら、保田(堅心)がイエロー2枚目でまた1人少なくなって、そういうところでもプランが崩れてしまい非常に難しくなった。 こういう2人退場の試合は僕は2回目。前回は(J2第18節の)ホーム・徳島戦で粘り強く1-2、なんとか1点を取りもしたのだが、今回は得点するパワーも含めて、少しなかった。非常に悔しい敗戦となったが、選手にロッカールームで伝えたのは、後半戦2連敗という悪いスタートになったが、残り17試合あるということ。今日は負けて鹿児島さんに勝点3を与えてしまったが、あと17試合あって、自分たちはまだ何も失っていないし、何も得ていない。団結して次に向かって、17試合を大事にポイントを積み上げていく。自分たちの目標というものをもう一度しっかりと確認した中で、それに向けて選手一人ひとりが良い準備と自分のクオリティーとコンディションを含めて、上げていってほしいという話をした。 いまは本当に難しい状況で、さらに次のゲームは2人の退場者が出場停止という中で、いるメンバーが限られている。その中で次節の甲府戦に向けて、勝てるゲームができるよう、もう準備するしかない。切り替えて次の準備をして、次こそホームで勝点3を取れるよう、選手とともに戦っていきたい。
鹿児島ユナイテッドFC
FW 10
藤本 憲明
相手の退場などもあったが、自分たちのサッカーがうまくできて、先制点も取れて、無失点で試合を終えることができたのは大きかった。中でもホームで連勝できたことが自分たちの自信にもつながった。古巣を相手に気合いも入っていて、必ず勝利して勝点を得て、次につながる試合がしたかったので、目の前の試合に勝てて良かった。 --チーム2点目となる自身の得点は見事だった。サイドからのクロスに対しては常に狙っているプレー。(鈴木)翔大から良いボールが来たので、合わせるだけだった。あの時間帯で追加点が取れたのが良かった。 --前半、裏に抜けて相手の退場を誘ったプレーがチームに流れをもたらした。相手の背後は常に狙っていて、狙い続けていかなければいけないと考えている。ああいう相手の退場を誘うようなプレーをもっと出していけたらと思った前半だった。
MF 34
鈴木 翔大
--今季初の連勝となった。これだけ多くの人が集まってくれたことに感謝しており、毎試合これだけ集まってくれる人たちのために勝ちをプレゼントしたいと必死にもがいていた。皆さんに勝利をプレゼントできてうれしい。 --先制点が欲しい時間帯に見事な先制点だった。高さのあるプレーは、このJ2のカテゴリーでも自分のストロングポイントで通用する自信があるので、自信を持って飛び込めた。仲間が信頼してあそこにボールを上げて、それに合わせることができて良かった。 --2点目のアシストは先制点以上に喜びを爆発させていたように見えた。チームが狙っていた形、パスワークからの得点ができたし、自分自身も理想のボールを上げられた。前の選手2人で得点できるチームは強いチームだと思っているし、ノリくん(藤本 憲明)とも呼吸が合った良いゴールだったので、うれしかった。